三代目は茶業界の革命児!?
江戸時代にお茶の商人が多く集まっていたという茶町通り。ここに創業108年続く製茶問屋の「前田金三郎商店」があります。
“お茶はブレンドで美味しくなる”がモットーで、店内にはここでしか買えないオリジナルブレンド茶が並んでいます。
初代の祖父、二代目の父から店を継いだ三代目の冨佐男さんは、お茶の目利き技術を競うコンテストで見事優勝!
お茶を飲むだけで産地を当ててしまう達人なんです。
お茶を使ったワッフル「茶っふる」、実は思い出の味がヒントに
そんな冨佐男さんが発案したあるスイーツが話題を呼んでいます。それはふわふわの「ワッフル」。
お茶は時代と共に飲み方も変わってきて、“お茶”をキーワードに何か新しいことをしなければならないと考えていた冨佐男さん。
思い出したのは、お母さんが子どもの頃に作ってくれていたというワッフル。
そこで記憶を辿って、屋根裏部屋から出てきたのがこのワッフルの型!
冨佐男さんは、お母さんの思い出の味を県内各地のお茶を使った「茶っふる」として蘇らせたのです。
最近では、将棋の藤井聡太さんが対局時のおやつに食べて話題になりました。
ミルクティーの香り?ぶどうの香り? 美味しいお茶が飲み放題!
お店の2階は喫茶スペースになっていて、ここでは無料のお茶が10種類ほど飲み放題とのこと。
お茶の同業者からは「ちょっとやりすぎなんじゃないの?」といわれることもあるそうですが、ここでお茶を自由に試し飲みしてもらって、下で気に入ったお茶を買ってもらった方がいいといいます。
宮下さんは「茶っふる」と一緒に、ミルクティの香りの「香駿」というお茶をいただくことに。
宮下さん:「茶っふる」は生クリームの味もしつつ、しっかりとお茶の苦味も感じられるね。
「香駿」は本当にミルクの香りがする!飲んだ瞬間はお茶だけど、後味がミルクティーを飲んだ後と一緒なの。
草薙さんはぶどうの香りの「香寿」をチョイスしたのですが、そのお味は?
草薙さん:なんだこれ? ほんとにぶどうだ! 苦味が一切なくて、「茶っふる」とめちゃくちゃ合う!
さらに抹茶入りのグリーンティー・ラテ「ほのか薫 月」という気になるお茶も発見。これも無料で飲めるとは驚きです。
冨佐男さん:商いは自分が飽きてはいけないけど、お客さんも飽きさせてはいけない。だから常に変化を与えて、長年続けていかなければならないと思います。
常に新しい商いに挑戦し続ける「前田金三郎商店」。
静岡に住んでいるからこそ老舗のお茶屋さんに足を運んで、お茶のおいしさを再確認したいですね。
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■前田金三郎商店
住所:静岡市葵区土太夫町27
電話:054-252-2476
定休日:水曜日
からの記事と詳細 ( 大正4年創業!お茶スイーツでも知られる「前田金三郎商店」。カフェでは10種類のお茶が飲み放題に|静岡新聞 ... - @S[アットエス] by 静岡新聞 )
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