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Sunday, May 24, 2020

コーヒーに第4の波が到来中! 「家飲みコーヒー」を充実させる次世代マシン10台を網羅解説 - GetNavi web

サードウェーブコーヒーのブームから早数年。街には気鋭の焙煎所やコーヒースタンド、カフェなどが増え、こだわりのおいしいコーヒーは身近なものになりました。そしてその余“波”が、ついにイエナカにも。サードウェーブクオリティのコーヒーを家で楽しむための商品が続々と登場しています。本誌ではこの動きを“フォースウェーブ”と定義し、その乗りこなし方を伝授します!

芳醇なドリップコーヒーを楽しむには、豆の量を正確に計量し、最適な温度やタイミングで湯を注ぎ抽出する技術が欠かせません。そんなプロのテクニックを簡単に再現するツールが、増えてきています。そのなかから、注目すべき商品10台をピックアップ。3つのキーワードに分けて紹介していきましょう。

「ドリップ」と「豆」にこだわるイエノミツールが豊作

高品質な豆を使い、ハンドドリップで丁寧に淹れる➖➖1990年代後半に始まったサードウェーブでは、そんな喫茶店のDNAともいえる「ドリップ」の価値が再発見されました。さらに、豆の個性に着目する店が増えたことで、それまで主流だった深煎りに加え、豆の違いをより感じられる“浅煎り”が市民権を獲得。このように「豆」と「ドリップ」を追求したコーヒーショップが続々と登場したのです。やがてその流れは家庭にも浸透。近年では自宅でも多彩な味を楽しもうと、豆やツールにこだわる人が増えています。そしてここ数年で、コーヒーメーカーもいよいよ新時代に突入しました。

新しいコーヒーメーカーの大きな共通項は、飲む人の嗜好に合わせたカスタマイズ性が高いこと。時短が求められる昨今のライフスタイルに合わせ、操作はシンプルを極めながらも、味わいを個々の嗜好に合わせて微調整できたり、人気バリスタの味を再現できたりと、より自分好みの一杯を淹れられるようになりました。つまり、個人レベルで、「豆」と「ドリップ」にこだわれる時代、「フォースウェーブ」が到来したのです。

【Keyword 1】IoTコーヒーツール

一流のバリスタや焙煎士の職人技を再現し、家にいながら極上のコーヒーを楽しみます。そんな、夢のような世界を叶える3種のIoT神器を紹介します。

【その1/IoTドリッパー】

リアルタイムで重さを測り最適な淹れ方をエスコート

ウェルリッチ

GINA

3万5200円

3種類の抽出方法に対応したスマホと連携するドリッパー。スケールを内蔵し、最適なコーヒーの粉や湯の量で抽出します。試したレシピはアプリに記録でき、世界中のユーザーのレシピにアクセスすることも可能です。

↑アプリの指示に従い自分でドリップします。蒸らしや抽出時間などをアプリが計測してエスコートしてくれます
↑コールドドリップでは落ちる水の速度を調整できます。通常のアイスコーヒーでは味わえない、まろやかでコク深い味に仕上がるのが特徴です

【その2/焙煎機】

パナソニック

ザ・ロースト

11万円(焙煎機本体+スターターキット)、以降月額2160円〜

焙煎世界大会の覇者・後藤直紀氏の焙煎技術をマシンで再現する、世界初のコーヒーサービス。毎月世界中から厳選された高品質な生豆が届き、焙煎機に内蔵されたプロファイルで焙煎します。

【その3/コーヒーメーカー】

iDrip

AIコーヒーメーカー iDrip

11万円 近日発売予定

13人のバリスタチャンピオンの淹れ方を再現できるマシン。専用のコーヒーパックのバーコードを機器が読み取り、豆の種類に合うバリスタのドリップデータを呼び出して抽出します。パックは18種類。

【Keyword 2】全自動コーヒーメーカー

ミル付きで、挽きたて豆の香り高いコーヒーを楽しめるのが全自動タイプの魅力です。そのなかから、オールマイティでありながら個性にも秀でたモデルを紹介します。

【その4】焙煎士とバリスタの技を1台に!焙煎機能が付いた革新的傑作

日本電熱

焙煎機付き全自動コーヒーマシン カフェロイド

39万6000円

焙煎機付きのオールインワンマシン。焙煎からドリップまで全工程が見えるように設計されています。焙煎条件は自在に選べ、抽出温度も1℃単位で設定可能。設定量まで抽出したら余剰液をカットし雑味を防ぎます。

【SPEC】●給水タンク容量:800ml●抽出フィルター:ペーパー●ミル:コーン式●本体サイズ:W400×H610×D240mm

【その5】機能美を小さなボディに凝縮しコンパクト性とおいしさを両立

シロカ

カフェばこ SC-A351

1万6280円

コンパクトサイズながらミルを内蔵し、挽きたての豆による一杯を楽しめます。繰り返し使えるメッシュフィルターで豆の油分ごと抽出し、蒸らし工程では雑味をカットします。洗うパーツが丸ごと取り外せて、お手入れが簡単なのもうれしい。

【SPEC】●給水タンク容量:550ml●抽出フィルター:ステンレスメッシュフィルター●ミル:プロペラ式●本体サイズ:W162×H264×D280mm

【その6】高品質な豆の特性を存分に引き出す専用モードを搭載!

デロンギ

ディナミカ コンパクト全自動コーヒーマシン ECAM35035W

実売価格14万800円

アロマを逃さないコーン式グライダーを採用。水の硬度設定やミルクスチーム機能、自動内部洗浄機能などを備えます。スペシャルティコーヒー豆用のモードで、豆の個性を生かした抽出もできます。

【SPEC】●給水タンク容量:1800ml●抽出フィルター:ステンレスメッシュフィルター●ミル:コーン式●本体サイズ:W240×H360×D445mm

【その7】カルキ臭を減らす機能とデカフェ豆対応コースを搭載!

パナソニック

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

実売価格2万8600円

カルキを90%カットする「沸騰浄水機能」を搭載。粗挽きと中細挽き、抽出はマイルドとリッチの、それぞれ2種のコースを組み合わせておいしさを引き出します。カフェインレスのコーヒー豆に適したコースがあるのも特徴です。

【SPEC】●給水タンク容量:670ml●抽出フィルター:ペーパーフィルター●ミル:プロペラ式●本体サイズ:W220×H345×D245mm

【Keyword 3】カプセル式コーヒーメーカー

昨年末、日本コカ・コーラがカプセル式コーヒーメーカーを発売し話題に。ネスプレッソとUCCも今年、新商品を投入し盛り上がりを見せています。

※:1杯あたりの価格は各社のスタンダードブレンドで比較

【その8】UCCの知見と技術が生んだ自由度の高い新型カプセル式

UCC上島珈琲

UCCドリップポッド 「DP3」

1万3200円

カプセルとマシンそれぞれに、長年のコーヒー商品開発で培った知見を生かした最新作。抽出はスタンダードのほかストロングとアイスから選べ、レギュラーコーヒーも飲めるなど自由度が高い。1杯:約68円

【SPEC】●カプセル:全14種●給水タンク容量:700mℓ●本体サイズ:W133×H224×D290mm

【その9】目指したのはマスターの味、スタイリッシュなデザインも◎

日本コカ・コーラ

&Drip

1万5180円

日本コカ・コーラの新たな挑戦。カプセルと抽出法を独自開発し、喫茶店のマスターが円を描きながら湯を注ぐハンドドリップを再現しました。世界的デザイナーによるスタイリッシュなデザインも魅力。1杯:約66.6円

【SPEC】●カプセル:全4種●給水タンク容量:600ml●本体サイズ:W180×H285×D210mm

【その10】きめ細かで厚い泡を楽しめるワンボタン抽出の次世代マシン

ネスプレッソ

ヴァーチュオ ネクスト デラックス

2万7500円

28種あるカプセルそれぞれに、最適な抽出情報をバーコードで刻印、ワンボタンで至福の一杯を体験できます。注ぐ量も5種類から選べます。淹れたてのアロマを包んだきめ細やかで厚みがある泡も特徴。1杯:約102.6円

【SPEC】●カプセル:全28種●給水タンク容量:1100ml●本体サイズ:W140×H318×D374mm

文/中山秀明、鈴木翔子(本誌) 撮影/高原マサキ(TK.c) イラスト/勝間田しげる 撮影協力/UTUWA

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May 24, 2020 at 06:08PM
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