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Tuesday, August 16, 2022

高いお茶は美味しいのか? 日本茶の800年に及ぶ変遷と知られざる奥義を極める (2022年8月16日) - Excite Bit コネタ

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『日本茶の世界』(著:高宇 政光)

一年中、よくお茶を飲む。暑い時期は水出しの麦茶を冷蔵庫で作り、寒くなってくると玄米茶や緑茶を急須で淹(い)れる。そうはいっても、長じて好きになったコーヒーや紅茶ほどのこだわりがないため、夏も冬も茶葉は適当な銘柄を、適当に買って飲んでいる。それでも十分、美味しいと感じてきた。

だが本書を読んで、あまりにも自分が緑茶、ひいては日本茶について無知だったことに気がついた。著者は1931年に創業した茶の専門店「思月園」の3代目で、日本茶のソムリエとしても知られていたという。残念ながら昨年この世を去り、店も惜しまれつつ閉店したらしい。なお本書は、2006年に刊行された『お茶は世界をかけめぐる』(筑摩書房)を改題、文庫化したもの。読みやすくなめらかな文章からは、まるで著者の声が聞こえてくるかのようで、その筆致はお茶を深く愛し、広く伝え続けた著者の人となりをも伝えてくれる。

さて本書では、冒頭からちょっとしたクイズが出される。たとえば、以下の写真から「日本茶はどれか」というもの。

高いお茶は美味しいのか? 日本茶の800年に及ぶ変遷と知られざる奥義を極める

どれも似たようなものに見えるが、日本茶といえば緑茶のイメージ。強いて言えば1か4だろうか……? 首をひねる私に、回答がやさしく示される。

実は「日本茶」とは、お茶の種類を表す言葉ではありません。字の通り生産地を表す、つまり「日本で作られたお茶」という意味の言葉です。
お茶の樹は、植物分類学では、Camellia sinensis (L.) O. Kuntze という種に分類されます。同じ種の樹の葉から、加工方法を変えることで、緑茶、烏龍茶、紅茶といった違った種類のお茶が出来ます。


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