静岡市やJA静岡市などでつくる駿府本山お茶まつり委員会はこのほど、茶つぼで熟成させた茶を楽しんだ徳川家康ゆかりの「茶詰めの儀」をJR静岡駅北口地下広場で行った。茶業者の佐藤誠洋さんと藤田匠さんが煎茶道静風流家元の海野俊堂さんの指導を受け、市内産新茶をつぼに詰めて封印した。
家康は茶つぼを冷涼な井川大日峠(葵区)のお茶蔵で熟成させ、香りや風味が深まった秋に封を解き、駿府城で茶会を開いたと伝わる。故事にちなみ、新茶はお茶蔵に運び込み、10月の「口切りの儀」を経て、久能山東照宮に奉納する。
会場では2月に同市で開かれた、小学生が茶の入れ方や知識を競う「T-1グランプリ」の上位入賞者が呈茶の点前を披露し、来場者にふるまった。
(経済部・平野慧)
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