古代から現代まで、お茶の歴史と文化を紹介する特別展「黄金の茶室と福岡のお茶」が23日~9月8日、福岡県大野城市の大野城心のふるさと館で開かれる。福岡と縁の深い茶器や茶釜など貴重な資料25件を展示し、お茶の魅力に迫る。
お茶は奈良時代、遣唐使が日本に伝えたといわれる。聖福寺(福岡市)を建立した鎌倉時代の禅僧・栄西は、中国から茶の種を持ち帰って日本で初めて栽培したとされ、「茶祖」と呼ばれる。当時の福岡では、中国大陸から伝わる最先端の文化を受け入れていた。
本展は3章立てで構成。第1章は、大宰府客館跡(同県太宰府市)で出土した茶碗(ちゃわん)茶托(ちゃたく)(8~9世紀)や砥上上林遺跡(同県筑前町)で見つかった天目茶碗(14世紀後半)など、同県内の遺跡で出土した茶器を中心に紹介する。第2章は、お茶の文化を発展させた立役者の一人、豊臣秀吉の「黄金の茶室」を会場内に再現。全国的に有名な芦屋釜(複元品)など、安土桃山~江戸期の茶道具も並べる。第3章は、江戸期以降、一般的になった喫茶の文化を茶道具の移り変わりとともにたどる。
入場料は一般400円、小中高生100円、未就学児無料。大野城心のふるさと館=092(558)5000。
(塩田芳久)
からの記事と詳細 ( お茶の歴史と文化紹介「黄金の茶室と福岡のお茶」展 23日から、大野城心のふるさと館 - 西日本新聞 )
https://ift.tt/y8jnkcq
No comments:
Post a Comment