(※撮影許可を頂いております。ありがとうございます…!)
Ocha Culture Creation Museum & Oi Ocha Museum
伊藤園創業60周年&「お~いお茶」発売35周年!!今年5月開設!
親子で社会科見学!お~いお茶ミュージアム&お茶の文化創造博物館へ
「お~いお茶」で知られるティーカンパニー、伊藤園は創業1964年。今年は創業60周年、「お~いお茶」は発売35周年という節目の年だそうです。そして今年の八十八夜である5月1日(水)、“お茶の未来を共創する複合施設”として「お茶の文化創造博物館」と「お~いお茶ミュージアム」が、東京港区の旧新橋停車場内に新しく開設されました!!
旧新橋停車場の建物内には、「鉄道歴史展示室」(無料)も入っており、現在は企画展「大機関車展 ~日本の鉄道を引っぱった勇者たち~」が開催されているようです。
以下、「お~いお茶ミュージアム」、「お茶の文化創造博物館」それぞれについて紹介させてください。
【Part.1】
お~いお茶ミュージアム
フォトスポット
「お~いお茶ミュージアム」は入館無料です!入口では立体の「お~いお茶くん」が出迎えてくれます。
↓こちらはデジタルフォトスポット。まるでお~いお茶くんが隣に立っているかのような写真が撮れます!
【Part.2】
お~いお茶ミュージアム
カフェ・ミュージアムショップ
「お~いお茶ミュージアム」内には、カフェも併設されており、和傘や赤い敷きもののイートインスペースも。
子ども達におねだりされ、ソフトクリーム(抹茶ソースを別添えに出来ます)と、抹茶ミルクセーキをいただきました♡
カフェ前のミュージアムショップでは、ここでしか買えないグッズの販売も!
【Part.3】
お~いお茶ミュージアム
\世界で1本だけ/お~いお茶ボトル創作体験
有料プログラム(1人300円)に事前に申し込みをしておりました。自分だけの「お~いお茶」のボトルラベルを創作できる体験プログラムです!公式HPより申込みをします。5月に開設されたばかりのミュージアムだからか、わりと空きがあり、すんなり予約できました♩プラスチックのラベルは2パターン、自由に絵を描けるものと、塗り絵タイプのものがありました。各自思い思いに色を塗って行きます。
スタッフさんのレクチャー通りに、出来上がったラベルを山折りして、後はスタッフさんにお渡しすると…、あら不思議!ラベルがペットボトルにピタッと密着!世界に1本、自分だけの創作ラベルの「お~いお茶」ペットボトルの完成です♩
↓表側。
↓反対側。
↓体験ルームには、キャップで作られた「お~いお茶くん」があり、記念に一緒に撮りました♩
【Part.4】
お~いお茶ミュージアム
展示いろいろ
体験プログラムが終わった後は、ミュージアム内の展示をじっくり見学。パネルを捲ると「ウラばなし」やなぞなぞの答えが書かれています。茶の木が大事に大事に育てられている様子や、摘んだ生葉を新鮮なうちに素早く運ぶ工夫などを知ることが出来ます。
摘んだ生葉がお茶の葉になるまでの工程は、グルグルとレバーを回して光を辿って行き、順を追って学習できるようになっています。
こちらは「お~いお茶」誕生秘話と、歴代のパッケージを時系列で一瞥出来ます!
「お~いお茶」と言えば、何と言っても「俳句」ですよね。「お~いお茶新俳句大賞」の紹介や体験コーナーがありましたが、こちらは人が多すぎて写真を撮れませんでした…(涙)。ぜひ実物を見て感じていただけたらと思います。
↓ここからは、茶農業の未来構想と「お~いお茶 未来の茶畑」コーナー。茶殻リサイクルシステムを確立したり、茶産地育成事業にも力を入れているそうです。急須ではなく缶やペットボトルで飲まれることが多い現代、今後ますますお茶の需要増が予想されている中、就農者の減少・高齢化や後継者不足問題を抱える茶農業において、茶農家とのパートナーシップを築いて茶葉の安定供給・栽培に努めているのだとか。
茶殻を余すことなく資源としてリサイクルされ、ボールペンや名刺、ノート、ベンチ、壁材などの原料に配合されているようです。
次に、「お茶の文化創造博物館」へ!入館料は、大人は500円、学生300円、高校生以下&70歳以上は無料です。そんな訳で、子ども達は無料で入館出来ました◎
【Part.5】
お茶の文化創造博物館
茶の歴史と伝播&お茶シアター
ここからは「お茶の文化創造博物館」についてです。なぜお茶が飲み継がれて来たのか、「喫茶」習慣の歴史を紐解く展示内容です。まずは「茶の年表」から!お茶は、日本が中国の進んだ文化や制度を学び取り入れようとしていた奈良・平安時代に遣唐使や留学僧などによってもたらされたと推定されるそうです。
茶臼など、お茶を挽く道具を試すことが出来ます◎
「お茶シアター」内のスクリーン映像は撮影NGでしたが、10分ほどの長さの英語併記のアニメーション映像が流れ、大人も子どもも外国の方も理解しやすい内容。
日本に最初に伝来した唐のお茶は「団茶」という固形茶で、つみとった茶を蒸し、すりつぶして型に入れ乾燥させたものだったそうです。鎌倉時代の茶道書で栄西が著した『喫茶養生記』では、茶を「末代養生の仙薬、人倫延弱の妙術なり」として茶の医学的効能を中心に製造法などを述べ、のちのち茶人たちに重用されたのだとか。のちに千利休によって茶の湯・佗茶が成立すると「茶会でご一緒するお相手はたった一度きり」という「一期一会」の考え方や「おもてなし」の心得、「茶道」の作法が広く浸透して行きます。
1587年、豊臣秀吉が京都の北野天満宮にて800人を招いての大きなお茶会を開いたことや、江戸時代にお茶文化が武士だけでなく庶民にも広まり、お茶屋さんが多く出来たことや、茶弁当セット、お茶の道具セットなどお茶を外で工夫して楽しめるものが作られて行ったとのこと。アメリカへの重要な輸出品として美しい装飾が施された茶箱やラベルの紹介も!
明治時代に入ると、鉄道開通とともにお茶が旅のお供に!駅弁と一緒に摘みたてのお茶で入れた汽車土瓶が販売されていたとのこと。「鉄道局指定」と記された汽車土瓶の多くは瀬戸焼のものだったとか。昭和30年頃には磁器の鋳込み製品も生産され、各駅の名物を象った製品も多く作られたそうです。
そのほかにも映像では、春~4月頃に摘む新茶のこと、1つの茎に付いた芯芽+その下の3枚の葉っぱ「一芯三葉」の摘み方の話、乗用採摘機からの茶畑の眺めなどを観ることが出来ます。
【Part.6】
お茶の文化創造博物館
製茶工程の機械化&茶の飲み方・つくり方の変遷
「茶の飲み方・つくり方の変遷」エリアでは喫茶習慣の変遷とともに生まれた、当時の貴重な機械が展示されています。
乾燥を進めながら人間が手で揉むかのように一定方向にだけ揉んで細く撚る工程を「精揉」と呼ぶそうです。緑茶独特の細く伸びた形に整えられます。
【Part.7】
お茶の文化創造博物館
日本の茶畑&チャノキの一生
「日本の茶畑」では、曲線スクリーンに日本各地の茶畑の景色が映し出されます。「チャノキの一生」では、茶の木の種が蒔かれて成木になるまでのアニメーション映像が流れます。
【Part.8】
お茶の文化創造博物館
喫茶の変遷と茶屋の再現
このコーナーでは、江戸時代の茶屋が再現されていました。
江戸時代のお茶を飲む道具「茶弁当」や、鉄道開通後の「汽車土瓶」各種の展示も。
茶屋のレプリカの横には、「こんなお茶があったらいいな」と願いを込めて茶葉を模したシールにペンで書きます。
ペンで書き終わったらお茶の木にシールを貼ります◎
お茶ってつくづく不思議な飲み物ですよね。単に喉を潤す飲み物としての役割だけじゃなく、喫茶習慣として、現代においてもコミュニケーション手段の一つになっていますし…。お茶の魅力を五感で体験できるコンテンツが満載のミュージアムと博物館の複合施設。子どもだけじゃなく、大人の社会科見学にもピッタリです!!気になる方はぜひ公式HPをチェックしてみてくださいね♩
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からの記事と詳細 ( お~いお茶ミュージアム&お茶の文化創造博物館へ!親子で社会科見学!/東京・新橋 | LEE - LEE [リー] | 集英社の雑誌LEEオンライン )
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