国立競技場のほど近く、レストランや雑貨店が立ち並ぶエリアに、自分で絵付けをしたオリジナルの器で日本茶を楽しめるカフェ「江戸茶寮青山店」(渋谷区)がある。
今年3月にオープンした同店では、約30種類の無地のマグカップや湯飲みからお気に入りを選び、絵付けを行う。使うのは、専用のアクリル塗料。赤や青、ピンクなど約10色から好みの色を選び、花柄やしま模様など思い思いのデザインを自由に描く。
その後、小型ドライヤーを使って乾燥させ、再び色を塗る。これを3回ほど繰り返し、コーティング剤を塗れば完成だ。約2時間で、世界に一つだけの自分の茶器が出来上がる。その後、静岡茶や宇治茶とお菓子を楽しみ、作品は持ち帰ることができる。
千葉県から友人と訪れた会社員の加瀬清佳さん(22)は、「思い出が形として残り、家でも使うことができてうれしい。お茶と会話を楽しんでリフレッシュもできた」と笑顔で話し、特別なひとときを過ごしていた。
手軽に絵付けと日本茶を楽しめるとあって、休日は、親子連れや海外からの観光客でにぎわう。
講師の高橋颯太さん(27)は「誰もが気軽に作品づくりを楽しむ機会を提供したい。日常生活から離れて、自分が絵付けをした器でお茶と会話を楽しんでほしい。『伝統工芸』はハードルが高いと感じる人にもおすすめ」と話していた。
(写真と文・後藤嘉信)
写真は、5月30日と6月2日、渋谷区で撮影
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