茨城県大子町で特産の「奥久慈茶」の新茶の摘み取りが始まっています。
「奥久慈茶」は、味が濃く香りが高いのが特徴のお茶で山あいにある大子町では朝晩と日中の寒暖差をいかして栽培を行っています。
ことしも新茶の摘み取り作業が始まり、吉成弘輝さんのおよそ1ヘクタールの茶畑でも、15日手作業での収穫が行われました。
茶畑には、近くの農家の人たちも手伝いに集まり、30人がかりで、新茶の柔らかい芽をひとつひとつ摘み取っていました。
吉成さんによりますと、ことしは春先に晴れや雨など生育に適した気候が続いたため、色合いや味わいのよい茶葉が仕上がったということです。
作業の合間には農家の人たちに急須で新茶がふるまわれ、参加者たちはことしの新茶の味を楽しんでいました。
吉成さんは「ことしも楽しみに待っている人においしい新茶を届けたいと思います。お茶を飲んで気持ちをほっとしたもらいたいです」と話していました。
奥久慈茶の収穫はこれから最盛期を迎え来月上旬まで、県内や東京に向けて出荷されるということです。
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着き、国内への外国人観光客が増える中、取材した吉成弘輝さんの茶園にも去年から外国人観光客が個別に訪れるケースが出てきているということです。
茶園に置いてある、訪問客がメッセージなどを記入することができる帳簿には日本人と並んで、オーストラリアや香港などから訪れた客の名前が記されていて、このうち、香港から訪れた客は「おいしいお茶」という日本語とともに、中国語や英語でも感謝のことばを記入していました。
吉成さんによりますと、外国人観光客は袋田の滝など近隣の観光名所を訪れた際に、地域の情報をインターネットで調べて茶園にも立ち寄っているとみられ茶畑の風景やお茶の試飲を楽しんでいるということです。
この茶園ではティーパックタイプの茶葉の販売も行っていますが訪れた外国人観光客には、急須で入れるタイプの商品が人気だということです。
吉成さんは「日本茶が世界で認知されているのは本当にありがたいです。日本のよいところを感じてもらいたいです」と話していました。
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