岐阜県高山市で、保育園児たちが茶室でお茶会を体験し、作法を学びました。
高山市内にある茶道に親しむための施設で開かれたお茶会には、市内の保育園のうち、6つの保育園の年長の園児およそ200人が参加しました。
このうち、最初にお茶会を体験した本母保育園の子どもたち38人は、一礼したあと茶室に入って畳のへりを踏まないように進み、正座して扇子を膝の前に置いて挨拶をしました。
そして2つのグループにわかれて作法を学び、このうちお茶を飲む作法を学んだ子どもたちは、茶わんを時計回りに2度手前に回して飲んだあと、両手で茶わんを持って絵柄を見るなどしていました。
子どもたちは「苦かった」とか、「お菓子がおいしかった」などと話していました。
お茶会を開いた団体では、日本の伝統文化を身近に感じてもらおうとふだんから学校などに出向き、子どもたちにお茶の作法を教えているということです。
茶道裏千家淡交会 飛騨学校茶道連絡協議会の蒲道枝さんは「保育園のうちは、静かに座って待つことやあいさつなどを覚えてもらえたらうれしい」と話していました。
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