2023/6/2 08:33
Amazon■「緑茶ブランド」と聞いて思い浮かべるのは?
「ペットボトルの緑茶」と聞くと、どんなブランドを連想するだろうか。
日本コカ・コーラの『綾鷹』、サントリーの『伊右衛門』、キリンビバレッジの『生茶』などを真っ先に連想した人も多いかと思うが、忘れてはいけないのが、印象的な「呼びかけ」を名前に冠した伊藤園の「あのブランド」である。
ぜひ、同ブランドの「正式表記」をイメージしながら読み進めていってほしい。
■「読み方」は同じだが…
全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「伊藤園の緑茶商品の正式名」に関する選択式のアンケート調査を実施。
調査の結果、全体の92.9%が『お〜いお茶』を選択していることが明らかになったのだ。
『お〜いお茶』といえば、日本人であれば誰もが知っている、緑茶ブランド界のエース筆頭。名前を間違える可能性は限りなくゼロに近いはずだが、残る7.1%がどの選択肢を選んだかというと…これらの人々は「おーいお茶」を選択していた。
■「〜」と「ー」
「〜」と「ー」の表記が異なるだけで、むしろ声に出す際はどちらかというと「おーい」のほうが正しく感じられる…気もする。
しかし、わざわざ「〜」表記を採用しているということは、何らかの意図が込められているに違いない。
そこで今回は『お〜いお茶』を展開する「株式会社伊藤園」に、同ブランド名に込めた思いについて話を聞いてみることに。
■「お〜い」にそんな意味があったのか…
さて、89年に生まれ変わった『お〜いお茶』の命名には、どのような経緯があったのだろうか。
こちらの背景について、伊藤園担当者は
「当時の市場調査で、緑茶は『家庭の温もり』と『日常性』を感じる飲み物であるとした結果を得たため、家庭的な雰囲気を演出する商品名称への変更を検討しました」
と振り返る。
「当時台頭しつつあり、主たる販路だったコンビニエンスストアのケースの中から、お客様に語りかけるような『家庭の温もり』を感じて頂きたいことを鑑みて、当時のCMで使用していた言葉から『お~いお茶』を商品名としました。なお『~』を使用したのは、やはり『家庭の温もり』を感じて頂きたいという背景があり、こちらの表記を採用しています」
と、笑顔でコメントを寄せてくれたのだ。
伊藤園はさらに、
「『~』表記は文字変換時にひと手間かかるのは事実ではございますが、『お~いお茶』のブランド名に込めた想いと共に、その価値をしっかりとお伝えしていきたいと思います」
と、今後の抱負についても熱く語っている。
コンビニ店頭や自販機で、同社の『お〜いお茶』を見かけた際は、ラベルの「〜」に込められた温もりを感じつつ、緑茶の風味を楽しんでみよう。
『お〜いお茶』をみるとなんとなく落ち着く、そんな人も多いのではないだろうか。
以上、Sirabeeからお届けしました。
日本人の約1割が「お〜いお茶」正式名を誤解していた 50年前のエピソードに思わず感動… – Sirabee編集者:いまトピ編集部
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