飲料大手の伊藤園は５月３１日、熊谷市万吉に主力商品「お～いお茶」のティーバッグなどを生産する工場を建設すると発表した。敷地面積は約５５００平方メートルで、総事業費は１３億円を見込む。同社が県内に構える初めての生産拠点となる。
１０月から稼働する。生産能力は１日４万２０００個。最大で３０人を新規雇用する。茶葉は静岡、鹿児島両県のものを主に使うが、県産茶葉もブレンドするという。
伊藤園によると、昨年の国内ティーバッグ市場は、３１０億円で、５年間で３０億円拡大した。急須でいれる家庭用の緑茶消費量は減少が続いているが、手軽に飲めるティーバッグ製品は需要が高まっているという。
同社は、静岡県牧之原市でティーバッグを生産しているが、市場拡大を受けて熊谷市でも工場を稼働させることにした。
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