国内有数の茶の産地の鹿児島で、全国で一番早くことしの新茶の初取引会が開かれました。
鹿児島市南栄にある「かごしま茶流通センター」で6日に行われた新茶の初取引会には、県内22社から買受人と呼ばれるお茶の目利きのプロが参加しました。
市場では、6日午前9時から取り引きが行われ、南九州市や枕崎市などで生産された茶葉、あわせて804点、およそ82トンが入札にかけられました。
買受人らは、並べられた茶葉の見た目や香りなどを手に取って確認し、専用の電子入札機に価格を入力していました。
県茶業会議所によりますと、ことしは3月の気温が高く、茶の生育が順調に進み、この時期の出荷量としては、例年より多めとなっています。
農林水産省の発表によりますと、鹿児島県の去年の荒茶の生産量は、前の年を200トン上回る2万6700トンで、静岡県に次いで全国2位となっています。
鹿児島県茶業会議所の柚木弘文会頭は、「ことしは生産量、生産額ともに日本一を目指すということで頑張っていきたい。お茶は日本の文化でもあり、日本人特有のおもてなしの心がお茶の味にも染み込むと思う。日本一早い鹿児島のお茶を全国の皆さまにも味わっていただきたい」と話していました。
取り引きされた新茶は、今月下旬には店頭に並ぶ予定で、取り引きは10月ごろまで行われる見通しです。
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