美術家きむらとしろうじんじんさんによる、ユニークな旅回りのお茶会「野点(のだて)」が10月23日、兵庫県丹波篠山市河原町の丹波古陶館中庭である。城下町の秋を彩る芸術の祭典「丹波篠山・まちなみアートフェスティバル」(9月)の関連イベントで、観客参加型のパフォーマンスだ。祭典の実行委員会が運営を手伝うボランティアを募集しており、7月30、31日に現地で説明会がある。(堀井正純)
きむらさんは1967年、新潟県生まれ。京都市立芸術大学大学院で陶芸を学んだ。「野点」は2台のリヤカーに、陶芸窯や陶芸道具などを積み込んで全国各地を巡るアート活動。お茶を通じ、多様なコミュニケーションが生まれることなどを狙っている。きむらさんは、長身を生かした奇抜でゴージャスなファッションやメークで登場し、場を盛り上げる。
参加者は素焼きの茶わんに自身で絵付けし、きむらさんらが移動式の窯を用い、「楽焼」と呼ばれる手法で、その場で焼き上げる。参加者は出来上がった自作品で抹茶を味わう。器作りに参加せず、お茶だけ楽しむこともできる。
丹波古陶館は、中世や近世の丹波焼の名品を展示している。古き良き時代の風情が残る白壁の建物をバックに、参加者はアートなひとときを過ごすことができる。
「(「野点」は)その土地の、その日、その時の風景の中で、お茶を楽しんでいただける移動式カフェ」ときむらさん。説明会では、本人が「野点」や作業内容について解説する。
集合場所は丹波古陶館前。30日午後1時半、31日午前10時と午後1時半の計3回。問い合わせは同アートフェスティバル事務局TEL079・552・2524
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