消化器系の不調は糖尿病や関節炎などにつながるため、できるだけ消化器は健康にしておきたいもの。その健康の改善に、「お茶」が役立つそうです。
Does tea really help with digestion? | Live Science
https://www.livescience.com/does-tea-really-help-with-digestion
腸の専門家ケリアン・ペトルッチ博士によると、お茶を飲むことで腸内細菌がほどよく調整され、肥満や高脂肪食を原因とした細菌のバランス崩壊をうまく相殺してくれる可能性があり、特に、紅茶とウーロン茶で効果がみられるとのこと。健康管理アプリ・Noomの開発者であるアシュリー・バニスター氏は、紅茶にはテアルビジンが含まれており、炎症を抑えて胃腸の動きを良くすることで、消化不良を改善してくれることがあると述べています。
健康管理サービス・Yhorlifeの認定統合栄養士であるアディリア=レニー・グティエレス氏は、ポリフェノールの一種・フラボノイドを含むお茶が消化管をリラックスさせてくれると述べています。2015年に行われた研究で、フラボノイドは消化プロセスを調整し落ち着かせてくれるということが示されています。消化器系の健康にいいお茶として、グティエレス氏は紅茶、緑茶などを挙げました。
2012年の研究では、消化にとどまらず、6カ月以上にわたって週3回程度お茶を飲む人は、お茶を飲まない人に比べて消化器系のがんになる確率が低いことが示されています。
なお、ペトルッチ博士はお茶と似たような効果がある飲み物として「ボーンブロス(骨のダシスープ)」を挙げています。ボーンブロスは風味が豊かで、腸の内壁の穴を修復する効果があるグルタミンを含んでいます。このため、糖分や加工度が高い菓子とボーンブロスを置き換えることで、腸の健康を高められるとのことです。
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