YBC山形放送
およそ１年９か月ぶり。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために休止していた山形市のもみじ公園でのお茶会が再開された。 リポート「山形市のもみじ公園。いまは雪囲いの準備が進められている。こちらの清風荘では、新型コロナの影響で中止となっていたお茶の提供が再開された」 休止前に通っていた常連さんたちに混ざって体験させてもらった。 リポート「こういうお茶の席は初めてですけど大丈夫でしょうか？」 清風荘では、市内の９つの流派が参加する「山形茶道宝紅会」が来園者に抹茶を提供していたが、新型コロナの影響で去年２月末から休止していた。再開に当たっては感染症対策として参加者に検温や体調チェックシートへの記入を求めるほか、１回の茶席の人数を最大１０人から７人に減らしている。 山形茶道宝紅会・勝村あけみさん「お菓子は、お茶の風情がなくなってしまうが、ケースに入ったままお出しして取ってもらうようにお願いしている。お茶碗を使い回ししないことや、消毒を徹底するなどして対応している」 体験「『頂戴する』のあいさつをしてもらって飲んでもらえれば」「自分の正面を避けて遠慮して、少し回す。何回でもいいだよ。何口で飲んでもらっても構わないので」 リポート「おいしい。抹茶のほろ苦さ。甘いお菓子を食べた後にこの抹茶はいいですね」 常連客「いつも足を踏み入れていたところだが、改まった感じ。改めていいなと思いながら頂いた」 山形茶道宝紅会・勝村あけみさん「こういう時代だからこそ、心を和ませる、お客様にほっこりした気分を味わってもらう文化の１つだと思う。雪囲いを庭師さんたちがしてくれている。冬はなかなか足が向かないと思うが雪景色もきれいな庭園なので、お茶を飲みながら雪景色も楽しんでもらえれば」 清風荘でのお茶の提供は県民限定の事前予約制で１日４席行われる。１人５００円で誰でも楽しむことができ、私のようなお茶の作法が分からないという人も大歓迎とのことだった。
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