吉川喬
就実大(岡山市中区)で英文学を学ぶ4年生の山本詩織さん。紅茶好きが高じ、今年7月から岡山市北区奉還町のカフェバーで飲み比べイベントを始めた。月に1日、休日に少人数で行うイベントは題して「私のお茶会」。いれ方や茶葉の特徴から相性のよい菓子まで、紅茶をさらに楽しむ「講義」と「実践」の場だ。
3年ほど前、人間関係に悩んでいた時。友人に誘われ、北区内の紅茶店を訪れた。中高生の頃からこだわりのティーカップを集めるほど紅茶好きだったが、ここでの1杯は、心を楽にする紅茶の力を教えてくれた。
イベントのきっかけは、自分の紅茶店を持つことが夢となっていた今春。自身が常連客だった「Eats&CafeBar Craft」オーナーの坪井達也さん(38)から「うちで(イベントを)やってみれば」と水を向けられた。二つ返事で承諾し、自分が良いと感じる紅茶の世界を伝えようと思った。
数十ブランドの香りや味わいを飲み比べ、お茶会では新見市の紅茶製造販売「アーリーモーニング」の「EIJI MIYAMOTO」シリーズを中心に勧めている。各回テーマを設け、たとえば8月は「レモン&ひまわり」を掲げて卓上にひまわりの花を生け、レモンのパウンドケーキ作りに挑んだ。
「体も心も温めてくれる紅茶の魅力」を伝えるため、お茶会のテーマや内容を思案するのも充実した時間だ。お茶会は約1時間半で参加費3千円。参加申し込みはツイッター(@my_tea_party_)などから。(吉川喬)
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