JR沼津駅近くにあるビル「かとう靴店」(沼津市大手町)で12月19日、イベント「OPEN DAY(オープンデー) VOL2. for now」が行われる。(沼津経済新聞) 同ビルは1979(昭和54)年に建築され、靴店として営業。2011(平成23)年に閉店後、倉庫として利用されていた。延べ床面積は238平方メートル。2~4階部分は住居として利用されていた。今年7月から沼津市が駅周辺の空きビルを活用して居住促進を促す「まちなか移住促進事業」の一環として同ビルの利活用をオーナーとの間に、市と「レイバー建築設計事務所」(沼津市戸田)と「勝亦丸山建築計画」(富士市)が入り、新しい居住者を募集。来年3月までの仮利用として10組が入居し、先月11月から新たな事業やプロジェクトに挑戦している。 毎月第3日曜は入居者が出店する「OPEN DAY」を行っている。2回目となる今回は、ギャラリー、コーヒー店、ピザ店、おでん・日本酒の提供、「チャウナ会 in Cha Park」規格などを予定する。 「チャウナ会 in Cha Park」は、ビル3階と4階スペースで、テントサウナの体験後、茶人がペアリンングした茶を味わう。茶人の岡部宇洋さんと建築家でプロサウナーの荒谷健道さんが企画した。 荒谷さんは「沼津の空きビルにイベントとして、静岡ならではのお茶とサウナのコラボ、チャウナ会を企画した。淋汗茶湯という茶道が生まれる前の時代に、武士が戦場から帰るとサウナのようなもので体を清め、茶を飲み心を清め、宴会をするという文化があった。人を切った後に正常の精神に戻るのに大きな役割を担ったと知り、現代版の淋汗茶湯を作りたいと思った。ホールアース自然学校の夫津木学さんとの出合いがあり、ご協力のもとでお茶サウナが実現できた」と話す。 富士山麓の間伐材&端材で溶岩を焼く「FUJISANサウナ」を設置。外気浴では「ととのい」アイテムとして富士山麓でお茶を製造する秋山園(富士市今宮)の茶を提供する。 岡部さんは「香りが立ちやすいお茶を秋山園さんと一緒に考えてもらった。サウナとお茶、どちらも今話題の『ととのう』を実現するのに効果的なものだと思う。お茶の価値を高めるコンテンツになり得ると思うので、県内のお茶事業者にもぜひ来てもらい、一緒にお茶サウナカルチャーを作っていけたら。海外ではホテル併設のサウナやスパに入り、五感が研ぎ澄まされた状態で、最高のレストランに行くカルチャーがある。お茶サウナからのティーペアリングのコース料理を楽しむようなコンテンツを作って行けたら」と話す。 荒谷さんは「沼津の人に沼津の新しい楽しみ方を味わってほしい。3月までにこの施設を公園のようにどの様に育てていくか、沼津の人々といろいろ実験していきたいと考えている。多くの人にとってビルで行う公園づくりを一緒に楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛ける。 開催時間は10時~18時。「チャウナ」参加料=6,000円。事前予約制。
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