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Friday, November 26, 2021

コーヒーが活動性を高める一方で、特定の不整脈を引き起こす可能性 - ダイヤモンド・オンライン

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コーヒーは活動性を高める一方で、特定の不整脈を引き起こす可能性も写真はイメージです Photo:PIXTA

 コーヒーを飲むことで気分がしゃきっとする人は多いだろう。しかし、健康への影響に関して言えば、コーヒーは体に良い面と悪い面の両方を併せ持つようだ。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)のGregory Marcus氏らが実施した臨床試験から、コーヒーの摂取は活動性を高める一方で、睡眠時間に悪影響を及ぼし、また特定の不整脈を引き起こす可能性のあることが明らかになった。この研究結果は、米国心臓協会年次集会(AHA 2021、11月13~15日、オンライン開催)で発表された。

 Marcus氏らは今回、コーヒーを飲む習慣のある100人(平均年齢38歳、女性51%)を、2週間にわたって1日ごとに、コーヒーを飲む日とコーヒーを控える日のいずれかにランダムに割り付けた。試験期間中、対象者には携帯型の活動量計や心電計、持続血糖測定器を装着してもらい、持続的に健康状態を記録した。その上で、コーヒー摂取により生じる変化について調べた。

 その結果、コーヒーの摂取が、心房やその付近から発生する不整脈である上室性頻拍の要因になることを示すエビデンスは得られなかった。しかし、心室からの異常な電気信号が引き起こす不整脈である心室性期外収縮(PVC)が54%増加することが示された。また、コーヒーを2杯以上飲む人では、PVCの発生数が2倍に増加していた。Marcus氏は「PVCの発生は珍しいことではなく、通常は無害とみなされている」と説明しつつも、「ただ、これまでの研究から、一部の人では、PVCの増加が心不全の独立したリスク因子となる可能性が指摘されている」と付け加えている。

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