1日から家庭用のパスタやコーヒーなどが相次いで値上げされます。
コロナ禍で落ち込んだ世界経済が回復に向かい、原材料価格などが高騰しているためで、家計にとっては負担が増すことになります。
このうち家庭用のパスタは、食品大手の「日清フーズ」と「ニップン」、それに「はごろもフーズ」が1日からそろって値上げします。
そばも「日清フーズ」と「ニップン」が値上げします。
理由について各社は、コロナ禍で落ち込んだ世界経済が回復に向かい、原材料価格や物流費が高騰しているためとしていて、対象のパスタやそばの店頭での価格は2％から9％高くなる見込みだということです。
また、家庭用のレギュラーコーヒーは、「UCC上島珈琲」が1日から値上げします。
店頭での価格は20％ほど高くなる見込みだということです。
値上げの波は鋼材価格にも及び、鉄鋼メーカーの「淀川製鋼所」は物置の価格を平均で15％、ガレージなどの価格を平均で10％、いずれも今月の出荷分から値上げします。
最大手の「日本製鉄」も自動車や家電製品など向けの薄手の鋼板を今月から値上げするということです。
さまざまな製品の値上がりは家計の負担の増加につながり、回復が遅れる個人消費にとって重荷になりそうです。
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