
加藤勝利
大分県日田市の南部中学校の全校生徒143人や保護者らが8日、茶摘みを体験した。同じコロナ禍の昨年は、分散登校などで茶摘みの収穫時間も減り、収量は約70キロに激減。今年は作業時間を少しでも増やして収量を200~300キロにしようと工夫した。
茶摘みは、勤労生産学習の一環として毎年行っている。学校そばの斜面に広がる茶畑(0・75ヘクタール)は保護者でつくる育友会が所有するという珍しい仕組みだ。茶葉は市内の製茶業者で、釜茶「銘茶陣ケ原」などに仕上げて地域や保護者らに販売。売上金は茶園の維持費などに充てている。
今年は天候に恵まれ、普段収穫できる3枚ほどのやわらかい茶葉が5~6枚ほどに増加。生徒らはマスク姿で学級ごとに収量を競い合った。3年の神崎梨子さん(14)のグループは「去年よりおいしいお茶を届けたい」と張り切る。仁田野繁昌・育友会長(57)は「コロナ禍のこんな時期だからこそ、大勢で歓声を上げて競い合い、楽しむ行事の意味がある」と話した。(加藤勝利)
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