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Sunday, April 25, 2021

北前船のにぎわい感じてお茶を 福井県坂井市三国町に茶屋 住民、観光客の交流拠点に - 福井新聞

sagutgu.blogspot.com

2021年4月26日 午前7時20分

「出村北前茶屋」のオープンを記念してテープカットする関係者ら=4月25日、福井県坂井市三国町神明2丁目

「出村北前茶屋」のオープンを記念してテープカットする関係者ら=4月25日、福井県坂井市三国町神明2丁目

 江戸期に北前船交易でにぎわった福井県坂井市三国町の四の部地区に、住民や観光客が気軽に憩える場「出村北前茶屋」が4月25日オープンした。地元有志グループが空き家を改修、三国湊の新たな交流拠点となる。外観や店内は往時の雰囲気が漂い、初日から真心こもったメニューで来店者をもてなした。

 記念式典があり、坂本憲男市長は「三国湊には築100年以上の建物が多く、歴史的な町並みが続く。少子高齢化が進む中、地域活性化のモデル事業として期待している」とあいさつ。関係者ら約50人が開店を祝った。

 茶屋には地元で作った提灯(ちょうちん)やのぼりが飾られ、さっそく多くの住民が訪れた。新型コロナウイルス感染症対策を万全にして、オリジナルコーヒーや紅茶を味わった。

 営業は毎週火、金曜日。日替わりの軽食メニューとして、サバが入った「北前カレー」、甘エビ入りのかき揚げおろしそばも提供され、ボランティアスタッフが湊町を散策した人たちももてなす。

 茶屋は、高齢化が進む地区で住民が生き生きと暮らせるようにと、地元のグループ「NPO出村みらいプロジェクト」が県と市の補助金を活用し開設した。

 この地区は江戸から明治期に三国湊の花街としてにぎわった「滝谷出村」。茶屋は築100年の元酒屋(木造2階建て)を活用。リノベーションし、1階はカフェスペース、2階は展示会などができるレンタルスペースとして使う。

 プロジェクト代表の高森房子代表(73)は「この茶屋で新たな交流が生まれることを願っている。古い町並みの中で、少しでも昔のにぎわいが復活すればうれしい」と話していた。

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