伊藤園は、“お茶の可能性”の発信を強化して、コロナ禍で苦境に立つ消費者や茶農家に貢献していく方針を固めた。 26日発表した志田光正マーケティング本部長は「コロナで悩まれている方にお茶の可能性で何かできることはないか。このような思いを『とどけ!お茶のチカラ』のメッセージに込めさせていただき、できればお茶業界の皆様とともに日本、世界に貢献していきたい」と語る。 中でも茶農家支援を重視。 健康意識の高まりによってお茶の需要は世界的に増加傾向にある一方、日本国内の茶産地と荒茶生産量は就労者の高齢化と高齢者不足で減少の一途にあり、そこへコロナが追い打ちをかけているためだ。 シーズン通して最も生産量の多い一番茶が、二年連続で新茶セールなどが思うように行えず活気を失いつつある。
今年は、トップブランドの「お~いお茶」を通じて茶業界ひいては消費者の盛り上げに注力していく。 旗艦商品の「お~いお茶 緑茶」は17年から毎年、その年の新茶を入れて刷新されているが、今年は「かなり早いタイミングからフレッシュな新茶を入れてスタートしていく。“お茶のおいしい季節”の訪れを茶農家の皆様を含め世の中に発信していきたい」と意欲をのぞかせる。 パッケージでもこの思いを表現。 5月17日にリニューアル発売される「お~いお茶 緑茶」には「新!」の文字を大きくあしらっている。
中味も磨かれ、26日の発表会でゲストに招かれたCMキャラクターの有村架純さんは、現行商品と飲み比べて「宣伝ではなく、お茶の香りがより感じられて本当においしくなった」と目を丸くした。 新たにDREAMS COME TRUE(ドリカム)が書き下ろした新TVCMを放映してコミュニケーションも強化していく。 「有村さんの人を思いやるお気持ちは我々がまさにやりたいこと。そういう意味で有村さんを通じてお茶の可能性を届けていきたい。ドリカムさんは躍動感と生命力にあふれるアーティストだと思っており、茶畑の躍動感やみずみずしさを伝えていきたい」(志田本部長)と期待をよせる。
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