■茂木雅世のお茶でchill out!
うがい、手洗い、消毒
今年以上にこの3つを徹底している時期があっただろうか。
カテキンを多く含む緑茶は、風邪予防に良い飲み物だということは、一般的にも良く知られていると思うが、先日、九州の茶産地にあるお茶の生産組合が、保育所にうがい用の茶葉「うがい茶」を贈ったという記事を目にして、ほっこりした気分になった。
記事によると、今年はお茶の出来こそ上々だったものの、コロナ禍で一番茶の相場があまり良くなく、二番茶三番茶の収穫をしない生産者もあったという。
そんな中、地元の子供たちに役立てる方法として企画され、200キロを超える茶葉が集まったそうだ。
「ウィズコロナ時代の今こそお茶を」という想いで、風邪予防に特化したお茶の販売を始めたお茶屋さんもある。
利休のふるさと、大阪・堺のお茶屋さん「つぼ市製茶本舗」は今年9月に初めて「うがい茶」を販売した。
太陽の光をたっぷり浴びて作られたカテキンたっぷりの夏摘みの茶葉を、まるごと粉砕しパウダー状にしたというこのうがい茶。
つぼ市製茶で販売している通常のインスタント緑茶に比べても1.5倍のカテキンが含まれているそうだ。
しかしカテキン多めといっても、そこはお茶屋さんが作った「うがい茶」。
飲んでもおいしい、味のバランスを考えて作られているので、苦すぎるということもない。
「うがい用にするのはもったいない」という声も多く聞かれるのだとか。
作り方は簡単で、付属の小さなスプーンを使って、コップにササッとパウダーを入れ、お水で溶かすだけ。
こういったパウダー状のお茶は、お水で溶かす際にダマになることも多いが、うがい茶というだけあって、水に溶かすことを想定し、国産茶葉100%に食物繊維のみを加え、ダマになりにくいよう作られている。
お茶うがいがすっかりルーティンとなっている私も、お茶の葉っぱをまるごと細かくして作られたお茶でうがいはしたことがなかったので、さっそくポチッと購入。
その濃さ、栄養成分の多さは言うまでもないと思うが、使ってみて驚いたのは圧倒的な爽やかさ、清涼感だった。
常にマスクをしている今、風邪予防ができることに加えて、このすっきり感はとても嬉しいなと思った。
また間違って飲んでしまってもお茶なので安心というのも、うがい薬とは違うところ。
小さな子がいる家庭でも安心して使えそうだ。
今までは、帰宅した際、マイボトルに入れたお茶の残りを使ってうがいをしていた私だが、最近は帰る頃には中身が空っぽになっていることも多く、うがい用のお茶を用意するのが少々手間に感じていた。
その点、これならパウダー状でサッと作れて簡単なので、毎日使うのも面倒にならない。
葉をまるごとパウダーにしているため、抽出したお茶では出てこない成分まで入っているとあれば、使わない理由が見つからなかった。
インフルエンザに対する抗ウイルス作用があることも報告されているカテキン。
そんなカテキンをたっぷり含む緑茶だけに、いつもより不安を感じるこの冬は、生活の中の至るところに取り入れたいと思っている人も多いはず。
まずは、カテキンたっぷりのお茶を飲むこと。お茶うがいを習慣にすること。
そこから始めてみるというのも、良いかもしれない。
文/茂木雅世(もき まさよ)
お茶好きが高じて、2009年仕事を辞めてお茶の世界へ。2010年よりギャラリーやお店にて急須で淹れるお茶をふるまい始め、現在はお茶にまつわるモノ・コトの企画・商品プロデュース・コラム執筆やメディア出演などの活動を行っている。
ゆるっとお茶を楽しもうが合言葉の“ゆる煎茶部”代表。
FMyokohama「NIPPON CHA茶CHA」では最新のお茶情報を毎週発信中。
煎茶道 東阿部流師範/日本茶アーティスト/ティーエッセイスト
オフィシャルサイト:https://ocharock.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/ocharock
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December 03, 2020 at 08:53AM
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