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Tuesday, September 1, 2020

お茶の入れ方、IoTで最適に スタートアップがポット発売 - 日本経済新聞

あらゆるモノがネットにつながる「IoT」スタートアップのLOAD&ROAD(東京・千代田)は、飲む人の気分や体調に合わせて温度などを調整してお茶を入れるティーポットを発売した。「お茶のプロ」の味を自宅で手軽に楽しめる商品として売り込む。

LOAD&ROADが8月29日に発売したIoTティーポット

LOAD&ROADが8月29日に発売したIoTティーポット

スマホアプリでお茶の種類を選ぶと、最適な入れ方に制御する

スマホアプリでお茶の種類を選ぶと、最適な入れ方に制御する

8月末に自社サイトで「teploティーポット」の販売を始めた。今秋にもセレクトショップなど実店舗でも販売する計画だ。

teploはスマートフォンアプリと連動して使う、IoT機能を持つティーポット。日本茶や紅茶など20種類の「公式茶葉」について、専門家らにヒアリングした抽出時の最適な温度や時間などのデータをアプリに収録している。アプリで抽出ボタンを押すと、自動で茶葉ごとの最適な条件でお茶を入れてくれる。

個人の状態に合わせるパーソナライズ機能もあるのが特徴だ。ティーポットのセンサーに指を載せると、脈拍や温度、周囲の湿度などを計測する。飲む人の気分や体調などを推定し、それに合わせてお茶の入れ方を変える。例えば、疲れている人には低温で茶葉を抽出することで、甘めのお茶を入れることができるという。

teploの価格は2万5000円(税別)。IoT機能を生かすには同社サイトなどで買える公式茶葉を使う必要がある。その他の市販の茶葉を使う際は、種類が似ている公式茶葉のデータを使う。LOAD&ROADは2017年から3年かけてティーポットを開発。19年の米デジタル技術見本市「CES」への出展などを経て一般発売にこぎ着けた。

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