振り袖、留め袖、お好みはどちら－。コーヒーの加工・販売を手掛ける鈴木コーヒー（新潟市）は、地元伝統の「古町芸妓（げいぎ）」にちなんだドリップコーヒーを販売している。新型コロナウイルスの影響でお座敷の中止が相次ぎ、芸を披露する機会が失われたため、文化の存続に役立ててもらおうと、売り上げの一部は芸妓事務所に寄付される。
エチオピア産の高級品種で、同国の地名から名付けられた「ゲイシャ」を使用した２種類のブレンドを用意。爽やかな風味の商品には若手の呼称「ふりそでさん」、焙煎の度合いがより深い方には一人前の「とめそでさん」を商品名につけ、成長過程を表現した。現役芸妓と協力しブレンドの比率を決めた。
料亭や芸妓事務所などからなる新潟三業協同組合によると、古町芸妓の起源は約２００年前とされる。新潟市中央区の古町地区に最盛期には約４００人がいたが、現在は３０人ほど。４～５月はコロナの影響で芸妓の披露を中止し、６月ごろから再開した。
商品の外装に着物姿の女性のイラストをあしらった。１０グラム入り１パック２１６円、４パック入り１箱８６４円。同社ネット通販で手に入る。
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August 04, 2020 at 03:00AM
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新潟の鈴木コーヒーがゲイシャ品種で「古町芸妓」を支援 - SankeiBiz
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