新茶シーズンを盛り上げようと、静岡茶ファンや生産者、金融機関などがインターネット動画や会員制交流サイト（ＳＮＳ）を活用した応援企画を相次いで打ち出している。新型コロナウイルスの感染拡大で外出自粛の動きが広がる中、関係者は「今こそ家でおいしいお茶を飲もう」と静岡茶の魅力を発信する。
静岡市内の生産者や茶商らでつくる市茶業振興協議会は２４日から、茶畑やお茶会の様子を撮影して「＃うちお茶」を付けてＳＮＳで写真を発信する取り組みを始めた。投稿は初日だけで９００件以上に。事務局の市は「免疫力を高めるカテキンや、リラックス効果のあるテアニンを含んだお茶を飲んでリフレッシュして」（農業政策課）とお茶の機能性をＰＲする。
静清信用金庫はホームページで「静岡のおいしい新茶の楽しみ方」の動画配信を開始した。取引先の多い茶業者を応援しようと、急須を使ったお茶の入れ方を紹介。担当者は「新型コロナによる制約の多い生活で我慢が続く中、静岡茶を飲んでほっと一息ついてほしい」と話す。
静岡茶ファンや茶商有志らでつくる「＃うちでお茶飲もう実行委員会」は八十八夜の５月１日、オンラインで新茶乾杯イベントを開催する。テレビ会議アプリ「Ｚｏｏｍ（ズーム）」を活用して同時刻に一斉に乾杯する試みで、最大千人の参加を呼び掛けている。
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May 01, 2020 at 06:17AM
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