徳川家康が新茶をつぼに詰め、夏から秋にかけて冷涼な静岡市葵区の山間部のお茶蔵で保管・熟成させ、愛飲していたという故事にちなんだ体験会「本山My茶つぼ『茶詰めの儀』」が26日、同区の市歴史博物館で開かれた。
同市やJA静岡市などでつくる「駿府本山お茶まつり委員会」が主催した。委員の一人で小島茶店(同区)代表の小島康平さん(71)が茶詰めの方法や歴史について解説した後、参加者約20人は紙袋に新茶を入れ、つぼ代わりの缶にしまった。紙袋と缶の間には酸化から保護するための茶葉を詰め、封をしてキリの箱に入れた。
缶は6月上旬、復元された同区井川のお茶蔵に運んで熟成させた後、11月に参加者が受け取る予定。母、弟と一緒に体験した西奈南小3年の保崎悠孝君(8)は「お茶を詰めるのが難しかった。毎日急須でお茶を飲んでいるので、できたお茶を飲むのが楽しみ」と期待を込めた。
(社会部・赤池泰輝)
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