静岡県磐田市の農業者や障害者が連携して開発を続けてきた高級茶葉「いちご玉露」が完成し、発売された。特産の茶葉とイチゴを組み合わせて、さわやかな風味に仕上げた。
新商品は、茶葉と乾燥イチゴを混ぜてティーバッグに詰めた。日本茶の甘みとイチゴの酸味を両立させる割合が難しく、試作を繰り返した製茶業「お茶のかねまつ」の松下公彦さん（４４）は「いれたてはイチゴの酸味を感じ、冷めてくるとイチゴの甘みが強くなる。時間とともに味わいが変化し、最後までおいしく飲めるお茶に仕上がった」と胸を張る。
いちご玉露は、茶畑で福祉施設の利用者が作業にあたるなど農福連携で開発が進められた。仲間がスクラムを組むパッケージデザインは、地元のラグビー・リーグワン、静岡ブルーレヴズが協力している。
１缶５パック入り、１０００円（税込み）。お茶のかねまつなどで購入できる。
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