かつて全国の駅でお茶を入れて販売したプラスチック製容器の「ポリ茶瓶」―。津山市の老舗茶、茶道具販売店が発売したこの茶瓶と、岡山県内有数の茶どころ・美作市海田産ほうじ番茶のティーバッグをセットした商品が、鉄道ファンらの人気を集めている。
臼井茂松園(もしょうえん)(津山市本町)の「みまさかノスタルジー」。同店によると、ポリ茶瓶は1960年代からペットボトルが広がる90年代まで普及したといい、容器(約200ミリリットル)にティーバッグを入れ、熱湯を注いで茶を抽出する。ふたは湯飲みとして使え、ペットボトルのようにラッパ飲みせずに味わえる。
同店は1784(天明4)年創業で来年240周年を迎える。茶葉の売れ行きが鈍る中、地元人気観光スポットの津山まなびの鉄道館(同市大谷)や、JR因美線で2007年から春、秋に運行されている「みまさかスローライフ列車」から着想して、鉄道のまちの土産物として今春に商品化した。
容器は九州地方の業者から調達。店主の臼井信吾さん(62)は「懐かしさを求めて購入する人が多い。若者世代で“昭和レトロ”ブームが続く中、茶葉から味わうお茶のおいしさを知ってもらうきっかけにもなれば」と話す。
セットは2個入り480円。鉄道館や津山観光センター(同市山下)などでも扱っている。問い合わせは同店(0868―22―4512)。
からの記事と詳細 ( 昭和レトロな「ポリ茶瓶」人気 津山の老舗 ティーバッグとセット:山陽新聞デジタル|さんデジ - 山陽新聞デジタル )
https://ift.tt/QBhmLIt
No comments:
Post a Comment