一般社団法人上勝阿波晩茶協会と高木晩茶農園(代表:高木宏茂 住所:徳島県上勝町)は、2021 年より「上勝阿波晩茶を未来につなごうプロジェクト」に取り組んでまいりました。2023 年からは、一般社団法人未来の食卓が参画し、その活動の基盤づくりと発展を目指して、取り組みを強化しております。2023 年の取り組みとしては、地元徳島県内の複数の大学との連携によって、若い世代に「上勝阿波晩茶」のお茶づくりを実体験していただく取り組みを進めてきました。
今回は、「上勝阿波晩茶」が有する独特で希少な価値を広く発信することに賛同いただいた日本を代表する料理人、ソムリエの皆様に、“上勝阿波晩茶応援団”として名乗りをあげていただき、「上勝阿波晩茶CSA」を結成いただくことになりました。参画いただくのは「上勝阿波晩茶」の味わいや魅力を認め、その価値を広く発信することに賛同いただいた5 名の方々です(以下、アイウエオ順でご紹介いたします)。
また2017 年から上勝阿波晩茶を独自の製法でボトリングして、ホテルや料理店に紹介を続けてきたThe Tea Company 株式会社の代表取締役、岡崎恵様にも、この取り組みに参画いただきます。
上記のレストラン、料理店の皆様と、The Tea Company 株式会社様には、上勝阿波晩茶を継続的に購入いただくことで、過疎地・遠隔地の地域支援型農業(CSA)を支えていただきます。また、日本を代表する料理人、ソムリエのお力をお借りして、独特の発酵法によって生まれる「上勝阿波晩茶」独自の味わい、風味を料理との組み合わせによって、より際立たせるティーペアリングを、各店舗で実際にお客様に提供いただく予定です。このCSA 活動を起点に、上勝阿波晩茶への興味関心を高めていくことを目指し、CSA 活動に参加するレストラン、料理店の輪を少しずつ広げていきます。
【応援団の皆さんからのメッセージ】
「お気に入りのお茶は?」と聞かれたら、高木さんの上勝阿波晩茶と答えると思います。そのぐらい好きなお茶です。淡味(たんみ)と言いますが、淡いうま味。出汁で言えば、こぶだしのような控えめだけど、しっかりとしていて、あわせた料理の味も引き出してくれるような味わいです。上勝町の厳しい山間地域で伝統的な手作りのお茶とうかがって、「だから、この味わいが出せるのだ」と納得しました。その伝統的なお茶づくりを応援したいと思います。
お茶を樽に漬け込むという世界的に見ても希少、珍しい製法の阿波晩茶。後世に残し伝えていくという使命感を持ってこのプロジェクトに参加させて頂きます。料理と阿波晩茶が組み合わさったときの新しい食体験、感動を飲食店の場からお客様へ届け続けていきたいと思います。
義母が徳島出身で上勝阿波晩茶に親しんできたこともあり、以前から料理に合わせて阿波晩茶を出しています。発酵による豊かな風味は、調味料のような役割を担ってどんな料理にも優しく寄り添います。農業従事者の高齢化、過疎化に問題意識を持っていたので、上勝阿波晩茶をチームで応援していくという考えに共感しました。皆で協同することで阿波晩茶という食文化を未来につないでいけたらと思います。
微かな酸味があって渋みや苦味をほとんど感じず、こんなお茶が日本にあるんだと思ったのが、上勝阿波晩茶を初めて飲んだ時の印象です。上勝阿波晩茶の特長的な酸味は料理との相性が良く、アルコールが苦手な方でも料理を楽しんでいいただけると思います。日本の良い伝統や文化の継承に危機を感じている料理人の1 人として、応援させていただきます。
「上勝阿波晩茶」は、2021 年に文化庁を通じて、国の重要無形民俗文化財に指定され、2023 年3 月には「地域団体商標」の登録も完了いたしております。2023 年進めてきた大学との取り組み、また今回、結成される応援団によるCSAの取り組みの内容は、2023 年12 月10 日徳島県上勝町で開催される「上勝阿波晩茶祭り2023」において、発表されます。
一般社団法人 上勝阿波晩茶協会:https://www.kamikatsuawabanchakyokai.com/
高木晩茶農園:https://takagi-bancha.com/
一般社団法人 未来の食卓:https://biz.fta.or.jp/
からの記事と詳細 ( 「上勝阿波晩茶を未来につなごうプロジェクト」続報。日本を代表するレストラン、料理店(4店)が共同で、2023 年 ... - PR TIMES )
https://ift.tt/gpQ7esP
No comments:
Post a Comment