浜松市天竜区の春野中1年生16人がこのほど、市中心部のギャラリーモール・ソラモで春野茶をPRする呈茶サービスに取り組んだ。急須で煎茶を入れて買い物客に振る舞った。
春野町では小学生が町内で、中学生が市全域で、それぞれ地元の魅力を発信する活動を続けている。今年の中学1年生は名所や特産品をまとめたチラシを作製し、春野茶振興協議会(山本杉和会長)の協力を得て1学期から茶業の学習を重ねてきた。
霧深い畑で栽培される春野茶は甘さと香り、強い後味が特徴。生徒たちは試飲に集まった買い物客に春野茶の飲み方や茶に合う地元の銘菓を説明し、町への来訪を呼びかけた。学級委員の中村信斗さんは「春野は少子高齢化が大きな課題。お茶のおいしさや地域の良さを知ってもらい、移り住んでくれる人が増えるとうれしい」と話した。
(浜松総局・宮坂武司)
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