星乃勇介
【宮崎】県内の茶葉の産地の一つ、美郷町の町立西郷義務教育学校で29日、ふるさとのお茶を味わって理解を深める「茶育」の授業があった。茶の歴史、文化、味わい……。子どもたちは五感をフルに使って学んだ。
吉住京太郎校長によると、同校では初の試み。家庭科の一環で、5年生13人が参加した。生産農家やJAの職員らが講師役を務め、煎茶、釜いり茶、紅茶の3種類を用意した。
子どもたちは始めに、講師から適正な茶葉の量、湯温、抽出時間、入れ方について聞き、クイズ形式で「茶の発祥の地」「世界の茶の種類」「日本の主要な茶の産地」にも挑んだ。
その後、急須でお茶入れ。3種類全て味わって、甘さや渋さを楽しんでいた。有川詩乃さん(10)は「町でお茶を作っているなんて知らなかった」。
生産者で、同町茶部会長の黒木謙志さん(59)は「郷土の大事な産業の一つ。ペットボトルで飲む人も増えたが、急須で入れると味も香りも全く違うということを知ってほしい」と話していた。(星乃勇介)
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