静岡県の菊川市茶業協会は、２０～３０代の子育て世代をメインターゲットにした新ブランド「はじめてのきくがわ茶」を設立し、ＰＲに力を入れる。初めて茶を入れる人が入れやすいようにティーバッグを使用。若い世代に「菊川深蒸し茶」のファンを増やし、消費拡大に結び付ける。
これまでも交流サイト（ＳＮＳ）をはじめ、さまざまな媒体を通じて地元産の茶の魅力を伝えてきた。その成果が実り、全国から問い合わせが来るようになった。一層のＰＲに向け、「これから菊川茶に出会う人へ」をコンセプトにしたブランドを設立した。
パッケージは、白を基調に菊と茶の要素を組み合わせたデザインで、東京都内で活躍するデザイナー、かねこあみさんが担当した。裏面には、茶のおいしい入れ方をイラストで分かりやすく紹介している。
４グラム１０個入り５４０円、２０個入り１０８０円で菊川市内のＪＡ遠州夢咲菊川茶直売所と小笠茶店舗で販売している。
同協会の黒川浩丹事務局長は「パッケージを見て、手に取る人が多いようだ。菊川茶のおいしさを知るきっかけになってほしい」と期待する。（静岡・遠州夢咲）
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