伊藤園は5月1日出荷分から、飲料の缶製品のメーカー希望小売価格と、業務用のリーフ・飲料製品の出荷価格の一部を改定する。
2月27日に発表したもの。伊藤園における缶製品の価格改定は、1998年以来、25年ぶり(一部製品を除く)。値上げ対象は缶製品の42品。価格改定率はメーカー希望小売価格で4~26%アップ。
「お~いお茶 緑茶」(190g缶)は従来価格の115円から新価格140円(税抜)になり、「TULLY’S COFFEE BARISTA’S ESPRESSO」(180g缶)と「充実野菜 緑黄色ミックス」(190g缶)は120円から140円(税抜)になる。
業務用の値上げ対象は、リーフ・飲料製品(ティーバッグ・インスタント・紙パック1リットル製品等)の18品。価格改定率は出荷価格で8~18%アップ。
同社では、製品の安定的な供給を目指し、これまで生産・輸送・販売等におけるオペレーションの効率化、生産性の向上といった様々な企業努力を積み重ねてきた。しかし、エネルギー費や物流費・人件費の高騰といった社会・業界全体におけるコストの上昇の継続、また包材などの資材価格や原料価格の高騰などがさらに続くことが想定される中、企業努力だけでコストの上昇を吸収し続けることが困難な状況になったという。
そこで今回、“やむを得ず”一部の飲料製品と、業務用リーフ・飲料製品の価格を改定するとした。
伊藤園は、「今後も経営理念の“お客様第一主義”のもと、従来以上の企業努力によるコスト削減を継続しつつ、お客様に納得していただける価値や品質を伴った製品の開発・供給に努めてまいります」などとしている。
からの記事と詳細 ( 「お~いお茶」「タリーズ」など値上げ 2023年5月から缶飲料42品で改定率4~26%、業務用リーフ・飲料製品も/伊藤園 - 食品産業新聞社 )
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