「最強寒波」の到来で、厳しい冷え込みが続く日本列島。そんな中、青森県の自動販売機が驚きの姿に変わり果てている。真っ白な雪に覆われており、何を売っているのかすら見えない状況。発見した女性は、雪国で培った遊び心に火が付き、こう決めた。「お茶を買いたいけど一か八かで当てるしかない」
雪まみれの自販機を見つけたのは、ツイッター名「あおしま」さん。住んでいるのは青森市内で、毎年雪が吹き付ける地域。見つけたのは25日朝の出勤時で、「ここまで自販機が真っ白になるのは貴重!滅多にみられない」と一人でテンションが上がった。ただ、何も見えないため、お酒なのか、たばこなのか、飲み物なのかも判断が付かなかったという。
運試しの気持ちでお金を投入し、出てきたのはキンキンに冷えたオレンジジュース。さらにお金を入れて出てきたのは、キンキンに冷えた炭酸、その次はコーヒー…。いつの間にか「意地でもお茶を買いたい」と思うようになり、5回目でようやくゲットできた。
その後、あおしまさんは飲み物をかばんに詰め込んで会社に出勤している。朝から自販機と格闘してきたとは言えず。「差し入れです」と何食わぬ顔で職場の人たちに配ったそうだ。
■「雪や寒さを嫌だなと思って過ごすより、雪国でしかできない遊びを」
あおしまさんはツイッターで、真っ白の自販機のほか、雪国ならではの日常も発信している。ある日は、「青森、冬のお買い物スタイル」と命名し、ソリに荷物を入れて引く様子を投稿。ふかふかの雪に背中から大の字になってダイブする写真も印象的だ。寒い冬を楽しく過ごすこつを「雪や寒さを嫌だなと思って過ごすより、真っ白の世界が綺麗だなと思ったり、雪国でしかできない遊びを考えたりする方がいい」と話す。
(まいどなニュース・山脇 未菜美)
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