イギリスの君主として歴代最長となる70年にわたって在位してきたエリザベス女王が8日、96歳で亡くなりました。
女王は47年前に日本を公式訪問した際には、関西も訪れています。
京都で女王にお茶をふるまった茶道・裏千家の前の家元、千玄室さんは、「優しくて大きな包容力を感じました。一生忘れられない経験です」と振り返りました。
エリザベス女王は、47年前の昭和50年に来日した際、京都を訪問し、夫のフィリップ殿下とともに、御所や寺院などで日本の文化に触れました。
このうち、京都市西京区にある桂離宮では茶の湯を体験し、裏千家の当時の家元、千玄室さん(99)が立ち合いました。
玄室さんは、女王の死去について、「急なことで本当に悲しく、心から哀悼の意を表します。すばらしい人格と人徳、イギリスという伝統的な歴史の中で女王としての大きな包容力と統率力があり、非常にすばらしい方でした」と述べました。
お茶をふるまった際の思い出について、「フィリップ殿下とともに顔を寄せて香りを楽しむなどしながら穏やかな様子でお茶を召し上がっていました。とにかく優しいというか、大きな包容力を感じました。ご存じないことは質問をして、日本の文化に触れたことに満足した様子でした。とても和やかな雰囲気に感激しました」と当時を振り返りました。
そして、玄室さんは、「女王と直接お話できたことは一生忘れられない経験です。女王の志を、次の方にも受け継いでもらいたいと願っています」と話していました。
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