滋賀県で茶葉の栽培が盛んな甲賀市で製茶販売を手がける「丸安茶業」が、緑茶やほうじ茶を生産する過程で生じる廃棄茶葉を原料に「お茶クレヨン」を企画した。茶葉農家が減る中、生産環境の厳しさを伝えるきっかけの1つになればいいと願う。
クレヨンは、土山茶や朝宮茶と呼ばれる地元の茶葉が含まれており、黄緑系や茶系の計5色だ。
丸安茶業は創業150年の今年、規格外の廃棄茶葉を利用したユニークな活動を、何かしたいと思っていた。金沢星稜大(金沢市)の教授でマーケティング論を専門とする岸本秀一さん(57)のゼミが、昨年からアイデア提供に協力した。
ゼミの学生らは、若者が自ら茶葉と急須でお茶を入れる機会が減っていることに着目。幼い頃から身近に感じてもらうことが重要と考え、クレヨンと茶葉を結び付けることをひらめいたという。
ゼミの提案を受け、丸安茶業は、担い手不足で存続が危ぶまれる茶葉農家の支援などに充てる資金を募るためクラウドファンディングサイト「Makuake(マクアケ)」を活用する際、お茶クレヨンを返礼品とすることに。製造を青森県のメーカーに依頼した。
今年3月末までの資金募集期間で、お茶クレヨンを求める人々の数は予想を上回り、目標金額を大きく超えた。
からの記事と詳細 ( 【関西くろすろーど】お茶クレヨン、厳しい栽培環境伝えたい 滋賀県甲賀市「丸安茶業」(1/2ページ) - ZAKZAK )
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