富士山がよく見え、大型のアウトレットモールがあることでも人気の観光地といえば、静岡県の御殿場です。実はこの2年間はコロナの影響を受け、観光客が激減。年間でおよそ300万人近くも減少してしまったのだそうです。
このままでは御殿場がどんどん元気がなくなってしまう…と、御殿場プレミアム・アウトレットの敷地内に建つホテル「HOTEL CLAD」と日帰り温泉「木の花の湯」があるクラウドファンディングをCAMPFIREで開始しました。
それは、御殿場の老舗茶園茶店「荒井園」の和紅茶を使用し、時間の変化を表現したオリジナル商品を作る「時間とペアリングするGotemba Time Tea」というプロジェクトです。 3月31日クラウドファンディングが終了予定のこちらですが、一足お先に体験してみました。
和紅茶って?実は人気の日本産紅茶のこと
紅茶といえば、インドやスリランカ原産というイメージをするかもしれません。しかし緑茶も紅茶も、もとは同じ茶葉。さまざまな地形や気候を持つ日本の風土の豊かさを生かした、日本産の紅茶は各地で作られているのです。
お茶と言えば、静岡県は言わずと知れた名産地。御殿場も、実は歴史あるお茶の名産地なのです。
平均標高500メートルの高原都市である御殿場は、寒暖差が激しく、「霧」がよく出る地域です。気温差のある土地で育ったお茶は品質が良く、さらに霧が紫外線から守ってくれるので、甘みが強くなると言われています。
今回クラウドファンディングでコラボレーションした荒井園は、なんと1888年(明治21年)から御殿場でお茶を作り続けているという老舗中の老舗。外国産の紅茶に比べ、自然で柔らかな風味が特徴的な和紅茶も作っています。和紅茶はいろいろな料理やお菓子に合わせやすく、豊かな食文化を持つ日本の食卓にはまさにぴったりなのだそうです。
荒井園の紅茶は、本場英国のコンクールで金賞を受賞しています。その品質は世界のお墨付き。なかなか買い物にも行けないこのご時世ですので、お取り寄せができるのは嬉しいですよね。
Gotemba Time Tea とは
「Gotemba Time Tea」は4つの時間とペアリングをする和紅茶。「HOTEL CLAD」は富士山を一望できるロケーションが魅力のホテルです。いちど訪れたことがありますが、温泉や部屋から富士山を眺めることができ、とても開放感のある素敵な所です。
その富士山と過ごす時間を、なんと紅茶で表現!家にいながらにして、旅行気分を高めてくれる新しいスタイルの紅茶なのです。パッケージも富士山がデザインされていておしゃれ。
クラウドファンディングにはさまざまなリターンが
今回のクラウドファンディングは、1000円から参加できます。紅茶のセットは2000円で8個のセットがリターン。最大20個のセットまでありです。他にも「木の花の湯」の利用券、「HOTEL CLAD」の宿泊券もありますし、なんと「泊まり放題券」もあるのだとか!気軽に応援できるのが嬉しいですよね。
実際に飲んでみると…
早速、提案されている時間に合わせて和紅茶を飲んでみました。せっかくなので、カップや合わせる食べ物にもこだわってみました。ティーバッグタイプなので、準備も簡単です。
6:00 Early Time
6:00、早朝のお茶は、朝日を浴びて桜色に染まる富士山、ベッドの上でまどろむ時間をイメージして作られています。夏摘と秋摘の紅茶にスペアミントとペパーミントがブレンド。穏やかで軽い味わい、ほのかに香るミントが爽やかに香ります。茶葉は牧之原産と御殿場産の2種類を使用。なんとミントも三島産と、徹底的なメイドイン御殿場箱根エリアとなっています。
ミルクと合わせてもおいしいです。チョコレートと合わせて低血圧の自分の身体をゆっくり起こしました。
8:00 Breakfast Time
朝食とともにいただくイメージの8時の紅茶は100%御殿場産!「静7132」という品種の夏摘茶が使用されています。緑茶に近いすっきりした味わいで、ほのかに桜葉のニュアンスが感じられるのだそう。
ふわっと香りが鼻に抜け心地よい。スコーンとの相性がとてもよかったです。和食にも合う紅茶のため、朝食との組み合わせもおすすめ。1日の活力につながる一杯となっています。
太陽の下でひと口飲んでみましたが、しゃきっと目が覚めました。
15:00 Afternoon Time
15時の紅茶は「べにふうき」が主体。果実のようなフルーティーな香りがする春摘とボディーがしっかりしたな夏摘のブレンドです。
とても飲みやすく、ケーキにも合いそうです。今回は仕事の合間に飲んだので、チョコのお菓子を合わせて試飲しました。スコーンやクロテッドクリームとも合いますし、あんこ系の和菓子と合わせてもいい感じです。
これは、富士山が見えるテラスで飲みたい……。たまたま家にあったカレンダーが富士山の写真のものだったので、その前でパッケージを取ってみました。
21:00 Night Time
暗闇に溶けた富士山をイメージした21時のお茶は、御殿場産コシヒカリの炒り米を使用しているブレンドティー。紅茶の「茎」を焙煎し、玄米と桑を合わせたカフェインを抑えたお茶になっています。夜に紅茶なんて眠れなくなるのでは?と思っていましたが、ほうじ茶のような香りと、かすかなきな粉のような香りにほっこりと癒されます。寝る前に飲むのにもぴったりな穏やかなお茶です。
夜までパソコン仕事をしたりスマホを眺めたり、ついつい神経が興奮したまま布団に入りがちな最近。キャンドルを灯して、ゆっくりといただいてみました。添えたおやつは静岡産のものですし、ドライみかんも合います。
忙しい日々におうちでほっと一息!魅力的なリターンも
紅茶と言うと、アフタヌーンティーや、カフェで一服するときに飲むイメージがあるかもしれません。
ところが、時間とペアリングすることでゆったりしたひとときを過ごし、1日の流れを改めて感じることができました。ぜひ普段紅茶をあまり飲まない方にこそ味わってみてほしい和紅茶です。
リターン品の種類が豊富なのもこのクラウドファンディングの特徴。残りわずかな時間ですが、ぜひのぞいてみてはいかがでしょうか。
御殿場を和紅茶で元気に!時間とペアリングするGotemba Time Tea
取材・文/宇野なおみ
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