2021年9月1日にティザーが公開された『コーヒートーク エピソード2: ハイビスカス&バタフライ』。大ヒットタイトルである『コーヒートーク』の続編とあって、ファンからの注目で話題沸騰中だ。あの名作の続編は一体どんなゲームになるのか? 気になっている方も多いだろう。
そんな『コーヒートーク エピソード2: ハイビスカス&バタフライ』が、BitSummit THE 8th BITにプレイアブル初出展した。「できることなら自分も会場に訪れデモに触れたかった」と考えているファンも少なくないだろう。コーヒートークで紡がれる新たな出会い、物語とは?
さまざまな人が行き交う街、シアトル。世界は滅びると予言が外れた数年前、世界は破滅せず次元が入り混じり多様な種族がこの世界で生活するようになった。人間、エルフ、オーク、セイレーン……。争いを超え共存の道を辿ることとなった種族たちだが、それでも種族に対する差別がなくなったわけではない。種族差別を禁止する法ができた今なお、種族間の溝は深いままであった。
そんな複雑な街に喫茶店「コーヒートーク」はある。ここは夜に営業を始める知る人ぞ知る喫茶店だ。種族の混迷を抱えるシアトルをさまを移すように、今日もコーヒートークには問題を抱えたお客が訪れる。
このゲームはそんなコーヒートークの主人となり、さまざまな種族のお客を相手にするファンタジー喫茶店アドベンチャーゲームだ。プレーヤーはお客からの注文を受け、コーヒーや紅茶などの飲み物を入れていく。
開発はインドネシアのインディゲームディベロッパーToge Productions、国内のパブリッシングはコーラスワールドワイドが担当しており、前作と同様のタッグとなる。また日本語ローカライズに関しても、前作同様小川公貴が担当している。前作と遜色ないあのテイストを味わうことができるだろう。
さて『コーヒートーク エピソード2: ハイビスカス&バタフライ』は前作『コーヒートーク』から3年後の2023年へ時間が移り変わり、前作のその後が描かれる。まさしくエピソード2と呼ぶにふさわしいものだ。ファンのよく知る、あのコーヒートークでの新たなる日常を体験することができる。
ただ、舞台が大きく変わっていないからこそシステムに大きな変更はない。3つの材料を選んで飲み物を入れるシステムは今作でも根幹となっていく。豆や茶葉の量、ミルクやシナモンの追加、これらで飲み物の種類・味わいを変えてお客の求める味を生み出すことが喫茶店の主人であるプレーヤーの仕事だ。常連の味の好みを把握していくことも重要だろう。プレイフィールに関しては前作『コーヒートーク』から大きく変わったとは言い難い。
だが、『コーヒートーク』の人気を確固たるものとしたユーモラスな会話劇は続編でも健在だ。異種族とそのSNSでインフルエンサーとして活躍するサテュロスのルーカス、オペラ歌手を目指すバンシーのリオナ、デモ版でも2人の個性的な新しいお客たちが登場する。キャラクターが喫茶店で出会い、掛け合うことでそれぞれの人生が見えてくる。デモ版であってもこの『コーヒートーク』らしいストーリーテリングは非常に魅力的だ。ドットグラフィックで描かれるキャラクターたちは今作でも生き生きと表情を変え、演出でストーリーを動的に見せてくれる。新しいキャラクターたちが紡ぐ、新しい物語。ファンの求める続編に必要なものはまさしくこれだ。
システムの変わらない続編ではあるものの、変わらないからこそファンの愛する『コーヒートーク』のその続きが楽しめるのでは? そう期待を感じるデモ版であった。
ただ、重要アイテムを保管するインベントリとなる引き出しであったり、サブタイトルにもなっているハイビスカスとバタフライピーの2種類のハーブティーであったり、続編で追加される新要素らしき要素はデモ版でも少しばかり顔を見せている。これらがいかにして物語に絡んでくるのか? これらが続編を前作から大きく変化させるにいたるのかどうか? これを確かめるには続編のリリースを待つこととなりそうだ。
『コーヒートーク エピソード2: ハイビスカス&バタフライ』は2022年にリリース予定だ。ファンはもちろんのこと、気になった方もぜひ前作『コーヒートーク』をプレイして続編の登場に備えてほしい。
からの記事と詳細 ( 1杯の飲み物が生み出す物語が再び 『コーヒートーク エピソード2: ハイビスカス&バタフライ』【BitSummit THE 8th BIT】 - IGN Japan )
https://ift.tt/3jLNcxn
No comments:
Post a Comment