新型コロナウイルス禍で縁遠くなってしまった茶会をオンラインで楽しもうと、世界各地の裏千家のメンバーが協力し、「裏千家世界茶道リレー」を数カ月かけて30カ国以上で開催した。開催に尽力した関係者は、新しい形の茶会が参加者の心をつなげてくれたと手応えを感じている。
オンライン茶会は、米ロサンゼルス協会のロバート・ホリ会長が昨年秋、「会えなくても交流できるはず」と呼びかけ、テレビ会議システムなどを活用して始められた。
米国は世界でもコロナ感染者が最も多く、多くの人が自粛生活を強いられていただけに、参加者から「心が落ち着いた」「接触が制限されるなかで、画面を通して他の人と交流でき、感動した」と喜びの声が相次いだ。
約2カ月かけて北米各地の協会がリレー形式で開催したところ、南米や欧州などから参加要望が相次いだため、今年1月からは「裏千家世界茶道リレー」と名付けられ、計37カ国で開催された。
企画を支えた茶道裏千家淡交会青年部全国委員会の宮川寛隆委員長は「コロナ禍で人と人との交流が制限され、疎遠になってしまうなか、全世界に広がった茶道リレーは、一碗を通して時間と思いを共有し、心のつながりをもたらしてくれた」と話している。
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