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Monday, May 11, 2020

「食べられる藍」商品化へ 佐伯市の藍染め作家と農家、お茶や粉末に加工 - 大分合同新聞

藍の魅力を発信する「有機藍彩」のメンバー=佐伯市

藍の魅力を発信する「有機藍彩」のメンバー=佐伯市

 【佐伯】佐伯市の藍染め作家と農家ら10人でつくるグループが、食べられる藍をPRしようと活動を始めた。葉や実をお茶にしたり、粉末状にしてケーキを作ったりするなど商品化を目指す。「染め物のイメージが強い藍は食しても体に良い。多くの人に魅力を知ってもらいたい」と意気込む。
 グループは「有機藍彩」。市内上岡で着物のリメークや藍染めを手掛ける高司和子さん(79)と、農家の守田権造さん(72)=市内木立=が中心となって2019年8月に結成した。守田さんは主にニラや米を生産していたが、高司さんと知り合い、18年から8アールで栽培を始めた。
 収穫した藍は乾燥させ、お茶や粉末に加工。粉末を練り込んだケーキを市内のカフェで提供し、好評だという。20年2月から数量限定で販売したところ、完売になった。秋をめどに本格的な販売を始める予定で、藍を使ったいろんな料理のメニューを考える。
 高司さんは「藍には殺菌効果もあると言われている。佐伯から魅力を発信したい」と話している。
 問い合わせは有機藍彩(☎090-3661-0720)。

※この記事は、5月11日 大分合同新聞 13ページに掲載されています。

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