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自家焙煎のほうじ茶を前に「ここ数年が勝負」と話す小林さん=いずれも熊谷市で |
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ほうじ茶の専門店というのは珍しい。自家焙煎(ばいせん)のほうじ茶販売店「焦がし屋 武一(ぶいち)」は、県内唯一の国宝建造物「妻沼(めぬま)聖天山 歓喜院聖天堂」(熊谷市妻沼)の参道にある。創業から百五十年以上の老舗「茶の西田園」の三代目店主小林伸光(のぶあき)さん(49)が、二〇一八年に立ち上げた分店だ。
お茶の商売に何かもう一つインパクトを加えようと、焙煎機を購入。本店の真向かいで空き家となった二階建ての古民家を借りた。
背景には、主力の緑茶の売り上げ減少があった。家庭でお茶を飲む人が減ってしまったのが原因なのか、茶葉販売の未来は決して明るくなかった。ペットボトルの冷茶の普及も追い打ちをかけたのかもしれない。急須を知らない子どもたちまでいるという現状を憂えた。
「たくさんの人にお茶の魅力を再認識してもらいたい」
店名は、先々代の祖父の名前「武一」にした。養子だった父に店を継がせてくれた感謝と恩返しの気持ちを込めたという。
古民家を改造し、家の構造を支える柱や梁(はり)をあえて露出させるなど、おしゃれなデザインを意識した。近隣に開店した古家具店の助言を受けながら、急須や湯飲み、茶筒などの茶器も間隔に余裕を持って展示した。「要は見せ方の工夫」と小林さん。目標は「女性に気に入ってもらえる雰囲気づくり」だ。
「No.1」は葉、「2」は茎、「3」は茎の浅煎(い)りといった具合に、茶葉の部位や煎り方で一番から六番まで、自家ブランドの六種類のほうじ茶を用意。高校を卒業してから店を継ぐまでの六年間、有田焼を扱う東京の卸店で培った知識を生かし、おしゃれな陶器類や女性好みのハーブティーも扱う。お茶のジェラートもつくった。夏場にはかき氷も売る。
近い将来、パティシエの勉強をしている長女の力を借りてお茶に合う菓子の販売を目指す。数種類の茶葉を用意し、甘みや渋味、香りなど個々人の好みに合う、茶葉のオリジナルブレンドのオーダーに応じる構想も練っている。
さらに、近くにある耕作放棄地を利用して茶摘みが体験できる観光農園をつくって、摘み立ての茶葉を天ぷらにするなどして味わってもらうことも考えている。二階部分を喫茶店風に開放して、本を楽しんでもらえるスペースにするつもりだ。
「夢は大きい方がいい。何とか軌道に乗せたい。ここ数年が勝負です」 (渡部穣)
<こばやし・のぶあき> 旧妻沼町(現熊谷市)出身。明治元年創業の老舗「茶の西田園」3代目。陶器卸店で営業などを経験した後、24歳で店を継いだ。2018年4月、ほうじ茶専門店「焦がし屋 武一」を開業。熊谷市ビジネスプランコンテストで最優秀グランプリ。木〜日曜午前11時〜午後6時。問い合わせは、同店=電048(580)3525=へ。
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自家焙煎のほうじ茶専門店「焦がし屋武一」 |
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March 23, 2020 at 05:19AM
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ひと物語>お茶をおシャレに 「焦がし屋 武一」店主・小林伸光さん:埼玉(TOKYO Web) - 東京新聞
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