この世には2種類の人間がいる。ベッドを出た瞬間から気力に満ち溢れている人と、コーヒーを飲むまでは頭が全然働かない人。
でも、カフェインを減らしたいと思っている人に朗報がある。自然科学情報誌『Nature Scientific Reports』に掲載された新たな論文によると、ランニングマシンで20分の早歩きをすれば、平均的なサイズのコーヒーを飲んだときと同じだけ集中力が増すという。
カナダのウエスタン大学とブリティッシュコロンビア大学の合同研究に参加したのは、18~40歳の被験者59名(そのうちの半数は日頃からカフェインを摂取していた)。彼らは、20分の軽いジョギングか早歩きをしたあとと、コーヒー1杯分のカフェインパウダーを摂取したあとに、情報を「処理する能力」と「思い出す能力」に関するテストを受けた。
その結果、日常的にカフェインを摂取しているかいないかにかかわらず、運動とカフェインによって被験者の正答率が約20%アップした。ところが興味深いことに、コーヒーを常飲している人のパフォーマンスは運動後の方が高かった(研究チームによると、これは恐らく体がカフェインに慣れているから)。
この研究では、20分のエクササイズがカフェインの離脱症状(疲労感、気だるさ、集中力の不足など)を軽減することも分かった。
明日の朝は、コーヒーを飲む代わりに少し体を動かしてみるといいかもしれない。
※この記事は、オーストラリア版ウィメンズヘルスから翻訳されました。
Text: Lucy Bode Translation: Ai Igamoto
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