枕崎市で特産のお茶の収穫が最盛期を迎える中、地元の中学生が茶摘みを体験しました。
お茶の生産が盛んな枕崎市にある別府中学校では、毎年この時期に、地元の特産品について学ぼうと、茶摘みの体験を行っています。
24日、生徒50人はお茶の品種開発や研究を行っている枕崎市内の国の研究機関の茶畑を訪れ、まず、職員からおいしい緑茶を作るために、先端の新芽とその下の3枚の葉を摘み取る「一芯三葉」という方法を教わりました。
生徒たちは早速、茶摘みに挑戦し、「一芯三葉」を心がけながら手際よく茶葉を摘んでいました。
生徒たちが収穫したおよそ30キロの茶葉は、今後、製茶され、およそ1か月後に生徒のもとに届けられるということです。
枕崎市は温暖な気候をいかして、お茶が基幹産業の1つとなっていて、令和4年度の荒茶の生産量は、南九州市、志布志市、霧島市に続き、県内で4位となっています。
参加した女子中学生は「3枚の葉を摘み取るところが難しかったです。職員の方は難しい仕事をしているけれど、簡単にこなしていてすごいと思いました。みんなで摘んだのでおいしいお茶になると思います」と話していました。
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