日本人の生活に根付き、暮らしのあらゆるところで取り入れられている“茶”。ここ数年、フレグランスでもその存在感を放ち続け「香水に苦手意識があったけれど、ティー系のものは気に入ってデビューした」という人もちらほら。その人気の秘訣は、香水初心者にありがちな「TPOに合わせるのが難しい」「気取ってるようで気恥ずかしい」という点を感じさせない香りにあり。そこでビギナーから、一捻り欲しいお茶香水ラバーまで楽しめるフレグランス11点をラインナップ。心惹かれるお茶からチェックしてみて。
烏龍茶系
【ニシャネ(Nishane)】ウーロンチャ
マンダリンやベルガモットの爽やかな柑橘感からスタート。烏龍茶が持つ落ち着きを経て、ムスクらしい奥行きと色気のある香りに。最初につけたときと、しばらく経った後で印象が大きく異なる変化っぷりがたまらない。どの段階の香りもシーンや人を選ばずつけられそう。デイタイムはベルガモットや烏龍茶の香りで仕事をしながら、アフターワークではムスクの色っぽい香りでデートを楽しむといった使い方も。
★本記事でご紹介した烏龍茶系の中では、最後に残るムスクの香りが印象的
【香調】
トップ:ベルガモット、オレンジ、アオモジ、マンダリン
ボディ:烏龍茶、ナツメグ
ベース:ムスク、フィグ
NOSE SHOP
https://noseshop.jp
050-2018-6146
【ピーセブン茶香水(P.Seven茶香水)】沁香
トロピカルティーを思わせる華やかかつフレッシュな香りから、烏龍茶らしい深みの中に甘さを感じるように変化。その後は大きく変化することなく穏やかな香りが続き、まるでスパにいるようなリラックスムードに。まったりと過ごしながらバケーションを楽しむように、オープンマインドなときにつけるとさらに開放的な気分になれそう。
★本記事でご紹介した烏龍茶系の中では、最後までティーの香りが残りやすい
【香調】
ベース:オリエンタルティー系
トップ:フレッシュグリーン
ミドル:凍頂烏龍茶、ボタニカルフラワー
ラスト:ハーブウッディ
P.Seven茶香水
https://psevenjp.official.ec
03-6910-3969
【レルボラリオ(L’ERBOLARIO)】フォリエ ディ テ
シュワシュワと弾けるようなシトラス感と涼やかな印象に期待が高まる。次第に花畑に佇んでいるかのような、フローラルらしいスウィートネスも感じ、心が温まり落ち着く感覚に。思考に詰まったときやリフレッシュしたいときなど、自分の気持ちを切り替えるために使うのも良さそう。
★本記事でご紹介した烏龍茶系の中では、最終的に最も甘さを感じる香り
【香調】
トップ:バーベナ、グレープフルーツ、オレンジ、烏龍茶
ミドル:バイオレット、ホワイトフラワーブーケ、ラベンダー、ミント、アクアティック
ラスト:マテアブソリュート、ムスク
レルボラリオ
www.lerbolario.jp
03-4530-3144
【メゾン マルジェラ(Maison Margiela)】マッチャメディテーション
抹茶とホワイトチョコレートを掛け合わせたときのように、まろやかさのあるグリーンティーが香る。ところどころにジャスミンやオレンジフラワーなどのフローラルな甘さも見えて、もっと感覚を研ぎ澄ませてアロマを感じたいという気持ちに。この香りがすると、心を穏やかにして静かに目を瞑り、自分と向き合いたくなるはず。
★本記事でご紹介した緑茶系の中では抹茶寄りで、甘みも感じるのが特徴
【香調】
トップ:ベルガモット エッセンス、マンダリン エッセンス、グリーンティーアコード
ミドル:オレンジフラワー アブソリュート、ジャスミン アコード、マッチャ アコード
ベース:ベンゾイン アブソリュート、モッシー アコード、ホワイトチョコレート アコード
メゾン マルジェラ フレグランス
https://ift.tt/bafBT3n03-6911-8413
【ヒーリー(HEELEY)】オードパルファン マント・フレッシュ
まずは庭で育てているミントを摘みにいったときのような、新鮮でナチュラルなグリーンとベルガモットのシトラスの香りから。のちにグリーンティーの爽やかさが漂う。清潔感がありながらも肩肘張りすぎない、程よくリラックスできるフレグランス。クリーンな第一印象が欲しいとき、そっと肌にしのばせれば、この香りが後押ししてくれそう。
★本記事でご紹介した緑茶系の中ではミントの瑞々しさが効いて、フレッシュなイメージに
【香調】
トップ:スペアミント、ペパーミント、ベルガモット
ハート:グリーンティ、フリージア
ベース:ホワイトシダー
アイビシトレーディング
https://jamesheeley.jp/eau-de-parfum/
078-581-2482
白茶(ホワイトティー)系
【ディオール(DIOR)】テ カシミア
ふんわりとしたカシミアのセーターに包まれる心地よさが名前の由来。その通り、フローラルの柔らかな香りがふわっと漂いながら、石鹸をも想起させる清潔感のあるホワイトティーが安らぎをくれる。決して甘いわけではない、優しく上品で、スッと身体の力がほどけるようなこの香りをまとえば、余裕のある自分で1日を過ごせる予感。
★本記事でご紹介したホワイトティー系の中では、よりティーのリラクシーな空気感を楽しめるフレグランス
【香調】
ホワイトティー、フローラル
パルファン・クリスチャン・ディオール
www.dior.com
03-3239-0618
【シロ(SHIRO)】ホワイトティー
レモンやグレープフルーツの瑞々しい香りから、徐々に品のある甘さを孕んだティーが顔を出す。ただ爽やかなティーフレグランスではなく、ムスクやアンバーなどの大人なスウィートネスを演出するエッセンスによって奥行きのあるアロマに。最初のフレッシュな印象から時間が経つと柔らかな甘さが香るので、1日の中で異なる一面を見せたいときにセレクトして。
★本記事でご紹介したホワイトティー系の中では、深みのある甘さが残るところがポイント
【香調】
トップ:グレープフルーツ、レモン、グリーン
ミドル:グリーンティー、ジャスミン、ローズ、リリー
ラスト:ムスク、ウッディ、アンバー
シロ
https://shiro-shiro.jp
info@shiro-shiro.jp
紅茶(ブラックティー)系
【ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)】アールグレー & キューカンバー コロン
はじめはアールグレイとベルガモットの爽やかさにほんのりはちみつを感じる、甘酸っぱい香りから。キューカンバーによるフレッシュな印象がありつつも、バニラとムスクの甘さも相まって、柔らかくパウダリーな香りに落ち着く。ティーの存在感を活かして、バジルやライムのフレグランスと重ねてよりグリーンなニュアンスや、ローズやブロッサムを合わせて温かみを感じる雰囲気など、香りのレイヤードを楽しむのも良さそう。
★本記事でご紹介したブラックティー系の中では、はちみつを溶かしたようなほんのり甘いティーを感じる
【香調】
トップ:ベルガモット
ハート:キューカンバー
ベース:ビーズワックス
ジョー マローン ロンドン お客様相談室
https://www.jomalone.jp
0570-003-770
【ノーブレイナー(NO BRAINER)】ドーン ティル ダスク
第一印象は、カルダモンとベルガモットの甘くスパイシーで鮮烈なノート。次第にブラックティーの落ち着きのある香りが漂い、そこに杏仁豆腐のような甘さを持つトンカビーンズが重なることで、今にも踊り出しそうな表情豊かなフレーバーが生まれる。思い切り弾けて遊びたい、陽気な気持ちの日につければ、そのムードをさらに盛り上げてくれそう。
★本記事でご紹介したブラックティー系の中では、捻りを加えたティーフレグランスを探している方におすすめしたい、今までにない香り
【香調】
トップ:ベルガモット、グアテマラ産カルダモン、フルーティ
ミドル:ローズ、ブラックティー、ベチバー
ラスト:パラグアイ産ガイアックウッド、マテ、トンカビーンズ
ノーブレイナー
https://no-brainer.jp
info@no-brainer.jp
マテ茶系
【バイレード(BYREDO)】ミックスト エモーションズ
マテ茶らしいスモーキーでタバコのようなアロマに重なる、白樺を乾燥させたバーチウッドのレザーを思わせる香り。そこに時折、甘酸っぱいカシスが顔をのぞかせる。一つひとつは馴染みがあるけれど、それらがミックスされることでまだ見ぬ新しい香りに出合えるのが、このフレグランス。自分で自分に色気を感じるようなドレスアップをした、ナイトアウトを楽しむときに、この香りとヒールの高い靴で少し背伸びをしたい。
★本記事でご紹介したマテ茶系の中では、よりレザリーで渋みがある
【香調】
トップ:マテ、ブラックカラント
ハート:セイロンティー、バイオレットリーフ
ベース:バーチウッド、パピルス
エドストローム オフィス
https://www.byredo.com/ja_jp/
03-6427-5901
【ミラー ハリス(Miller Harris)】ティー トニック オーデパルファム
ベルガモットのシトラス感とマテらしいスモークを感じさせる渋みが混ざり合う。最初は確かに柑橘系の爽やかな印象なのに、気づいたときにはスモーキーな深みのある香りに誘われて、すっかり大人の世界に。その印象の変化は、まるでレモングラスを初めて味わったときのよう。フレッシュな面影を残しながらも、ふと大人の一面を見せてギャップを感じさせたいときに。
★本記事でご紹介したマテ茶系の中では、程よいスモーキー感で、しっかりとシトラスノートも感じられる
【香調】
トップ:イタリアン ベルガモット、プチグレン、レモン
ハート:スモーキー ティー、ナツメグ
ベース:マテ アブソリュート、バーチ タール、ムスク
インターモード川辺
https://millerharris.jp
0120-000-599
からの記事と詳細 ( 香水初心者こそ【お茶系フレグランス】を。烏龍茶、緑茶、ホワイトティー、ブラックティー、マテ茶に分けた ... - SPUR.JP )
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