
新茶お季節はは春ですが、県北でお茶の新しいものやお茶を使った新商品が相次いで発売されています。県北の特産品を目指して奮闘する女性たちを取材しました。
今月中旬。安芸高田市高宮町の畑で、ある植物の収穫作業が行われました。
【末田詔さん】
「きょう収穫していただくのはこれ、ちょっと横にひねってもらえれば取れます」
赤紫色のつぼみのついたこの植物、ローゼルです。
【若木記者】
「こちらがローゼルの花なんですが1年のうちで咲くのは1日だけ。しかも午前中だけということで、午後になるとこの後ろにあるようにしぼんでしまって、その後はぽとりと地面に落ちるということなんです」
ローゼルはアオイ科の植物で高さは2メートルから3メートルまで育ちます。
このローゼルを栽培しているのはここでカフェを経営する末田美穂さん。去年から栽培を始めました。
【末田美穂さん】
「健康に良い、美容に良いっていうのと、木自体もすべて使えるのと、植えている土地自体も良くなるっていうので、この田舎で土地がたくさんあるので、せっかくだから作ってみたいなと思って」
カフェに訪れたお客さんから、ローゼルを飲み物やジェラートとしてお店で提供してはどうかというアドバイスをもらい、ことしは600株ほどを植え、見事に育ちました。
【末田美穂さん】
「こんな感じでとれるんですけど、これをとって、この下のところを切ると切って中をちょっと抑えてあげると種が出てくるんですね、これを乾燥したのがお茶になります」
この日は地域おこし協力隊などの力を借りて、ガクと実の収穫を行いました。
ローゼルは実だけでなく、葉や茎などもお茶に使えて、捨てるところがないと言われています。
収穫した実は洗って乾かしたら、種を取り出します。種を取り出す作業は93歳の末田さんのお母さんが手伝ってくれます。ひとつひとつ手作業のため、時間がかかります。
【末田美穂さん】
「乾燥機で今ちょっと乾燥してるんですけど、葉っぱとこっちのガクの方は煮出し用ですね。こっちのローゼルの実というか、ガクの方はこのままもう熱湯を注ぐだけでルビー色のお茶ができます」
実際に乾燥したローゼルの実に湯を注ぐと・・・あっという間にルビーレッドのローゼルティーが完成。この日は収穫作業を手伝ってくれた人たちにローゼルティーを振舞いました。
女性「美味しい」
Qちょっと酸っぱい?
母親「でも美味しいって言って飲んでます」
子供「ちょっと酸っぱい」
女性「ほんとハーブティーみたいな感じです。においとかハーブティーみたいに強くなく、というか、はい、美味しいです」
今月から店内のメニューにローゼルティーとジェラートを加えました。
来月からはパック詰めにした「ローゼルティー」を店頭と「道の駅三矢の里あきたかた」でも発売する予定です。
【末田美穂さん】
「とにかく美容と健康に良いらしいんで、魔法のローゼルと言われるくらいだから捨てる部分もないので何とかこれを広めていきたい」
一方、三次市で今月25日から発売されたのが「ほうじ茶シロップ」です。
【木村アナ】
「ほうじ茶シロップのもとになるの茶畑がこちら。三次市で唯一といわれている貞野さんの茶畑です」
寒暖差のある上田町で半世紀以上に渡りお茶をつくり続けてきた貞野さん夫妻。茶畑はおよそ70アール。煎茶としての品質に優れた「やぶきた」という品種を栽培し、煎茶やほうじ茶などを出荷しています。
しかし・・・
【貞野克洋さん】
「販売量は減ってきとるよね。若い人はお茶ばなれしてるんじゃないかな、煎茶みたいなものはね」
【貞野節子さん】
「ほうじ茶とか玄米茶の方が良く出る」
20年ほど前には年間およそ800キロを販売していましたが、現在はその4分の1、200キロほどに減少。
【てとてと・延原真由子さん】
「今なかなか茶園の維持も大変なんじゃっていう話を聞く中で、じゃあ何かここの茶園の良さを伝える商品を作りたいと思って」
そんな中、立ち上がったのが三次市に移住してきた女性たちでつくるグループでした。
【藤田雅子さん】
「芯という部分はほうじ茶として売るのに少量でも味が出るというので、(貞野さんが)Tパックにして売ってらしたんですよ。ところがTパックに詰める作業が結構手間で大変なので余っていたんですね。『なんかこう使えんかね』と譲っていただいて」
味や香りが良く出る茶葉の芯の部分を活用してシロップとして商品化することにしたのです。
【木村アナ】
「今回商品化するほうじ茶シロップの材料です。今年とれた芯、去年とれた芯、そして今年とれた茶葉です。素人目では違いがほとんどわからないです。これをブレンドしてシロップが加勢するそうです」
ほうじ茶シロップの作り方は至ってシンプル。ブレンドした茶葉を煮出して濾した、濃度の高いほうじ茶にキビ砂糖を加えます。糖度を50%前後にまでに煮詰めます。糖度を高めることで保存性が高まるということです。
分量や温度、煮る時間など全て、試行錯誤で今の作り方にたどり着きました。今回は100ミリリットルと300ミリリットルの2種類を発売します。
牛乳にこのほうじ茶シロップを加えるだけで、簡単にほうじ茶ラテが完成。
【木村アナ】
「ほうじ茶の香りがすごくします。香ばしさもありますし、甘さもあって美味しいです」
ラテほか、アイスや牛乳プリンなどにかけてもデザートとして楽しめます。
【てとてと・延原真由子さん】
「上田町の特産品として貞野さんのお茶をどう残していくかっていうところに、しっかりと関わって考えて動いていきたいなと思っています」
からの記事と詳細 ( お茶の新商品が続々 新たな特産品めざし奮闘する女性たち 安芸高田市・三次市 - www.fnn.jp )
https://www.fnn.jp/articles/-/260214
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