
今回はその中で「清涼飲料」の状況を紹介したい。最近はペットボトル形態が主流だが、通勤や出張・旅行などが減る中で、どうなっているのか。人気ブランドの横顔を前後編の2回に分けて紹介し、長引くコロナ禍の消費者心理を考えてみた。 ■水・コーヒー・茶系の強さが目立つ 上位ブランドは、多くの人が飲んだ経験があるような商品が多い。業界の専門メディア「飲料総研」の最新売り上げランキングを紹介したい。 各ブランドを味別に分けると、①「水」(サントリー天然水、森の水だより&いろはす、ウィルキンソン)、②「コーヒー」(ジョージア、BOSS、WONDA)、③「茶系」(お~いお茶、綾鷹、伊右衛門、午後の紅茶、健康ミネラルむぎ茶)が目立つ。BOSSからは茶系商品も出ており厳密な区分ではないが、主力商品の味と傾向としてご認識いただきたい。
これ以外に「炭酸」(コカ・コーラ、三ツ矢)もあり、炭酸水のウィルキンソンはこの区分にも入るが、炭酸は近日公開の後編でくわしく紹介したい。 ちなみに市場全体では、2020年は新型コロナウイルスの影響で、対前年比93.4%の「17億7700万ケース」と落ち込んだ。 大人も子どもも在宅時間が増え、家庭の水道水からつくる茶葉・粉末飲料との胃袋争奪戦、最需要期の2020年7月に2年続いた冷夏、外出自粛に伴う自販機の需要減、営業自粛等で飲食店の(市販品の)購買控えなど複合要因といわれる。その中でも上位ブランドは手堅い。
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