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Thursday, September 30, 2021

宇治の歴史公園に新施設オープン、お茶を学べるミュージアムも » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)

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公園内にオープンする文化施設「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」

緊急事態宣言により開業が延期されていた新施設「お茶と宇治のまち交流館 茶づな」(京都府宇治市) が10月1日にオープン。8月に先行オープンした「お茶と宇治のまち歴史公園」内にあり、ミュージアムやレストランも楽しめる。

同施設の「ミュージアム」では、お茶と宇治の文化を紹介。「宇治茶の間」ではお茶に関する疑問を展示し、「歴史の間」では4K ハイビジョンの大スクリーンで見る現在の『うじ名所図会』など、時の流れを楽しく学べる空間となっている。

ほかにも、おいしいお茶の淹れ方や茶筒づくりなど、日本茶インストラクターや地元のハンドメイド作家らによる20種以上もの体験プログラム(要予約・有料)が日替わりでスタンバイ。京あめ店が手がけるレストラン「とにまる 茶づな本店」では、「抹茶パフェ」(880円)や「太閤堤カレー」(780円)など宇治にちなんだメニューがそろう。

今後、観光の拠点としても期待される同施設について学芸員の中畑伶威さんは、「コンセプトは『宇治の魅力の玄関口』。ここで学び、体感することでストーリーを発見し、街めぐりのきっかけになれば」と呼びかける。

また、施設が位置する同公園はかつて豊臣秀吉が治水整備で築いた「太閤堤」の一部が2007年に発見された地にあり、江戸末期から明治初期の様子が再現された石積み護岸や砂地の茶園など、史跡を巡る散策コースが魅力だ。

営業時間は朝9時~夕方5時(「ミュージアム」最終入場は夕方4時30分)。公園への入園は無料、「ミュージアム」料金は一般600円ほか。アクセスは京阪「宇治駅」から徒歩約4分、JR「宇治駅」から徒歩約12分。

取材・文・写真/塩屋薫

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