店頭では、お茶の話以外に、他の話題でお客さまと話が弾むことが少なくありません。
いつもおしゃれで闊達(かったつ)、時々和服もお召しになる方が、ちょっと気になるバッグをお持ちでした。「そのバッグ、すてきですね」とお声を掛けると、「これは、宮城県気仙沼の帆布を使った物なの。津波で工場やミシンを流された、帆前掛け製品の制作や、縫製技術を持った職人さんたちが、気仙沼の復興を信じて集まり、工房を立ち上げた、そこのセミオーダーのバッグよ。この柄、なかなかのものでしょ。とても丈夫で使いやすく、重宝しているわ」と。
さらに、工房の経営者夫人ともお親しいとのこと。銀座でのスポット販売は好評だったものの、東京での常設委託販売の場所がまだないとのことなど、興味深い話をして下さいました。「とりあえず、ホームページ(HP)を見てみて。興味があったら私が話をつなぐから」と。
さっそくGANBAARE(がんばあれ)さんのHPを拝見しました。会社立ち上げの背景や意義などが十分に伝わってきます。大震災以前に旅行で訪れたことがありますが、気仙沼は漁業の町、丈夫な帆布の前掛けが目に浮かびます。お取り次ぎをお願いすると、さっそくご自分がお持ちのたくさんのバッグを参考のためにと、わざわざご持参下さいました。お忙しい方なのに、恐縮してしまいます。「忙しい人ほど、仕事が早い」とは日頃感じていることですが、まさにその通り。
ご紹介のおかげで話はスムーズに進み、セミオーダーを含む和向きの製品を出来上がり次第送っていただくことになりました。本店のどの場所にどうディスプレイしようかしら、茶道具の近くの方がいいかしらなどと考えるのも、いつものお客さまからどのような反応が返ってくるのか、楽しみでもあります。
出張中だった夫であり社長へは事後報告になった次第で、「茶専門店としては、どうかとも思うが」と少し渋い顔。あの素敵な生地がなくなりそうだったので…。申し訳ありませんが、走り出してしまいました。
その後、バッグに興味を示す方々との会話も弾み、ほどなく完売し、追加の制作をお願いしているところです。
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February 06, 2020 at 02:00PM
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