
妊娠中はコーヒーや紅茶を飲んではいけない、という情報はよく目にしますが、これは本当でしょうか。
Q.妊娠中は、コーヒーを飲んではいけない?
A.1~2杯程度であれば、問題はない 妊娠中に「カフェイン」を摂り過ぎるとお腹の中の赤ちゃんに悪影響を与える可能性がありますが、コーヒーや紅茶を1~2杯くらい飲む程度であれば、強く制限する必要はありません。
カフェインによる胎児への影響と、その制限量
カフェインは、胎児に劇的な悪影響を与えるような物質ではありません。そのため、妊娠中の女性も「カフェインを絶対に摂ってはいけない」、というわけではありません。しかし、妊娠中にカフェインを摂り過ぎると、流産のリスクが高くなる可能性があることも事実です。 どのくらいの量からが「摂り過ぎ」に当たるのかは諸説ありますが、これまでに行われた調査結果からは、1日に200mgを超えたあたりから、そのリスクは少しずつ高くなってきそうだ、ということがわかっています1,2)。こうした研究結果をもとに、英国食品基準庁は妊娠中の女性のカフェイン摂取量を1日200mgに制限するよう求めています。 そのため、妊娠中には1日200mgを超えないように注意した方が無難です。欧米人と日本人の体格差を考えると、日本人はもう少し控えたほうが良いかもしれません。
食品に含まれるカフェインの量
カフェインは、主にコーヒーや紅茶などに含まれます。浸出の方法によってもカフェインの量は大きく変動しますが、たとえばコーヒー1杯120mLではおよそ68~72mg程度になります3)。そのため、コーヒーを1~2杯飲む程度であれば、200mgを超える心配はありません。 しかし、ここで気をつけて欲しいのは、カフェインはコーヒーや紅茶だけでなく、お茶や清涼飲料水にも含まれているということです。特に、最近はカフェインを多量に配合したエナジードリンクや眠気覚ましの清涼飲料水が販売されていますが、これらは1缶にカフェインが100mg入っていることもあります。こうした飲料を飲むと、1日のカフェイン摂取は総量として200mgを簡単に超えてしまう可能性があります。 また、頭痛薬などにもカフェインは含まれていることがあります。カフェインは色々な食品・飲料・医薬品に含まれていることがあるため、注意してください。
からの記事と詳細 ( 妊娠中のコーヒー、1~2杯なら問題ない?カフェインによる胎児への影響は?(AskDoctors) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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